都の条例案 後退か?! ~“加熱式タバコ”容認?
本ニュース5月29日で 東京都「受動喫煙防止条例」案、内容変えず提出に として、
都の条例案は、厚労省の変転と違い、
4月の発表時の内容から、変更・後退せずに提出になるもよう、
とお伝えしましたが……、
“加熱式タバコ” (商品名アイコスやグロー、プルームテック、など、液体ではなく葉を電気加熱するもの) については、
“分煙” すなわち専用喫煙席を設けての使用を認める、ということに、後退した、という報道がありました。
加熱式たばこは分煙容認=東京都、条例案を5日提示
=時事通信社『JIJI.COM』6/5(火)7:09配信=→公開終了となったため、別の引用サイト『キャプチャーライフ』のリンクに変更しました。
もともとの案では、喫煙席(そこでの飲食可能)は認めず、
喫煙専用室(喫煙のみで飲食不可)は認める、
加熱式も紙巻きタバコ同様の扱い、
のはずだったのが――、
加熱式だけ「席」設置を認める、
ということになったそうです。
問題は、加熱式でも、エアロゾルという粉塵・微粒子が発生=よく「蒸気」といわれますが、目に見えるので正しくはエアロゾルです=、それによる受動喫煙被害はじゅうぶんに発生する、ということです。
以下は加熱式からの受動喫煙の映像。(レーザー光線で可視化)
いままでも中途半端な分煙では、煙・臭い・有害成分が漏れまくり、
喫煙者の呼気・身体から他者へ被害が及んでいたわけで、
たんなる分煙では、大きな被害が発生するのは必至なのです。
(喫煙専用室でもそれら被害は発生しますが、専用室なら利用頻度は少ないし、
面積・資金面で設置できない店が多くなるので、その条例のほうがだいぶマシです)
これ以上、後退しないよう、注意・監視・要望活動が必要です。
※“加熱式”“電子タバコ”の違いや有害性については、『STOP受動喫煙 新聞』第21号 に詳しく示しています。