“感染対策は受動喫煙対策にも” 学者の詳しい見解報道
新コロ騒動の、感染対策について、受動喫煙の問題・対策も同様との、大学教授(高崎健康福祉大・東福寺幾夫教授)の見解が報道されました。
三次喫煙とその対策まで詳しく言及しています。
【たばこと健康】コロナ対策、受動喫煙防止にも有効
=『産経新聞THE SANKEI NEWS』2020.8.24 15:02=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“5マイクロメートル……程度以下の飛沫の微小粒子は落下速度が小さく、空気中を長時間漂うことから、空気が室内で循環すると飛沫も循環し感染の危険性が高まるので、確実に室外に排出しなければならない。喫煙室の基準と同じレベルで一般室内の換気ができれば、エアロゾル感染の予防が期待できるであろう”
“たばこから立ち上る副流煙や喫煙者が吐き出す呼出(こしゅつ)煙を吸い込む受動喫煙を、2次喫煙という。改正健康増進法の施行で屋内は原則禁煙となったが、屋外喫煙所付近では2次喫煙の可能性を否定できない”
“たばこの煙は粒子の大きさが1マイクロメートル程度のPM2・5に該当するエアロゾルである。前述の日本エアロゾル学会の見解によると、マスクはこうしたエアロゾルの吸入防止に有効と考えられる。マスクでは一酸化炭素などのガス成分は除去できないが、タールやニコチンなどの有害物質を含むエアロゾル粒子の低減効果は期待できる”
“受動喫煙には喫煙者の着衣や髪の毛、喫煙場所のカーテンや壁などに付着したたばこの煙の残留物による3次喫煙もある。3次喫煙は喫煙者と一緒に暮らす全ての人やペットにもリスクが及ぶ。対策としては禁煙がベストだが、次善の策として、喫煙者を隔離し屋内で喫煙させないこと、喫煙者やその着衣への接触を避け触ったらせっけんで手を洗うこと、家具やカーテンなどに付着した、たばこの煙残留物を清掃し除去することなどがある”
ただマスクは、私の経験では、“香害”もふくめ臭いがこもってしまうようです。分煙店での受動喫煙・PM2.5の調査をしたときは、煙もうもうの息苦しさを防ぐことはできましたが、そうでもないところ、道などでは、臭いに気づくことが遅くなり、悪臭がマスク内にこもってしまったように感じました。
またマスクは、ウイルスや細菌がたくさん付着するので、不衛生でもあること、今の時期は熱中症の危険性が高いことも考慮し、やむを得ない受動喫煙への対策として使うことをおすすめします。
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