本ニュース欄5/21の定例会報告6/1続報で触れました、
職場=日本青年会議所(JC)=の受動喫煙被害に対しての「労働審判」は、7月2日(月)に調停が成立し、
会社側が440万円を支払うことになりました。
(本件の発端、「労働審判」とは何か、などについては、まず前記5/21・6/1ニュースをお読みください)

 各報道から。(例によって囲み内は上の記事の一部抜粋、太字化は引用者)

 日本青年会議所「スモハラ」問題で女性元職員と和解、解決金440万円 解雇に問題あり
  =『弁護士ドットコムNEWS』2018年07月02日19時25分=

“労働審判委員会は、女性が職場復帰の条件として、受動喫煙対策が必要という医師の診断書を提出したのに、配慮なく出勤命令を出したことを問題視。女性を解雇する理由はないとして、双方の協議を促した”
“今回の労働審判も踏まえ、JCの会員が経営する中小企業でも対応が急務となりそうだ”

 受動喫煙、元職員に解決金 JCが支払い、解雇も撤回
  =『産經ニュース』2018.7.2 20:10=

 受動喫煙で体調崩し解雇の女性 解雇撤回などで調停成立
  =『NHK NEWS WEB』7月2日 21時31分=

“「結論が出て安どしている。今回、私が経験したことが同じような経験をしている人に少しでもプラスになれば報われる思いだ」”

 スモークハラスメント対策を求めた女性の解雇撤回。日本青年会議所が解決金440万円
  =『ハフポスト日本版』7/2(月) 22:59配信=

“日本青年会議所の「分煙」は、単についたてを立てて隔て、上は開いているという対策だった。また、廊下には堂々と灰皿が置いてある状況。労働審判が行われた2018年6月29日の段階で、環境は変わっておらず、女性は職場に戻ろうにも戻れない状態だ。
日本青年会議所は解雇を取り下げるが、女性が事務局へ戻れる環境が整っていないことなどから、合意退職という形になった。
審判委はこの分煙対策について「現在の、一般的な喫煙室の体をなしていない。分煙とすら呼べない、程遠い状況のものである」と問題視”

 ついたてを立てただけで分煙!? 職場の「たばこ対策」格差
  =『投信1』最終更新:7/5(木) 12:20=

職場のたばこで喘息再発でも「来なければ即解雇」
“日本青年会議所も少しは対応したとのことです。しかし、その「分煙」は、ただついたてを立てただけという、非常にずさんなもの。当たり前ですが、上は開いていて煙も入ってくるし、廊下にも灰皿が堂々と置いてあり、今の時代では考えられないくらい分煙とは程遠かった内情が、労働審判の過程で明らかにされました
“「ついたてを立てる」といった、驚くようなレベルの「分煙」の方法は、いまではさすがにレアケースに”
“完全分煙でも、喫煙室からたばこの煙が漂ってきて受動喫煙になったり、ひいてはスモハラとなったりすることも。SNSでは、「喫煙室帰りの上司がたばこ臭くてイライラする」といった声もよく挙がっています”

 なおこれは、職場の受動喫煙の訴訟や調停では、過去3番目くらいに高額な勝利です。

 [以下は、職場の禁煙化率について掲載した『STOP受動喫煙 新聞』第13号(2016年1月)の一部。上記『投信1』記事にある帝国データバンクの調査]

『STOP受動喫煙 新聞』13号