「東京都 受動喫煙防止条例」 ~ その後の報道・論調
都の条例の成立については本欄で二回お知らせしましたが、→6/26 6/28
その後に見つけました、主に論調、反応についての報道を紹介します。(囲みはその記事の一部抜粋)
従業員いれば→「食べながら」ダメ 加熱式たばこ→現状のまま分煙 受動喫煙防止、東京都条例可決
=『産經ニュース』2018.6.27 22:40=
“加熱式たばこについて、都は当初、紙巻きたばこと同内容の規制を検討したが、「受動喫煙による影響が未解明」などとして、国と同様の規制内容に緩めた”
“都条例施行による路上喫煙増加を懸念する声を受けて、区市町村が公衆喫煙所を整備する際の都からの補助も、対象を広げ補助率を100%に引き上げる”
“取り締まりを担う各保健所では戸惑いが……仕事や観光で都外から来た人への条例周知も課題となる”
世論味方に押し切る=実効性の担保課題―東京都受動喫煙防止条例
=時事通信社『JIJI.COM』6/28(木)7:05配信=
受動喫煙防止条例成立 歓迎・反発、分かれる評価 東京
=『産經ニュース』2018.6.28 07:00更新=
都の受動喫煙防止条例、反応は
=『産經新聞』6/28(木)7:55配信=
“「喫煙室はやぼ。銀座のクラブで飲んでいる方は粋な男ですから、自らの意識で吸わない、というふうに持っていきたい」……「まだ吸っているの? 吸わないのがかっこいいよね」と呼びかけていくつもりだ”
“「条例をきっかけに、喫煙所の密閉化など屋外の喫煙規制拡大につながればいい」”
たばこ規制で路上喫煙増える? 都、屋外喫煙所には補助
=『朝日新聞 DIGITAL』2018年6月28日08時17分=
“歩きたばこなどが増えるのを防ぐため、小池百合子・東京都知事は都議会で、屋外公衆喫煙所の設置費を区市町村に全額補助する考えを表明した。
02年から路上喫煙を禁止している千代田区は、屋外の用地確保が難しいとし、補助金で空き店舗などを公衆喫煙所に改修して喫煙所拡充を目指す方針だ”
社説:受動喫煙防止 東京にけん引役を期待
=『京都新聞』6/30(土)12:20配信= ※元の記事が非公開となったため、別の引用サイトのリンクに差し替えました。
“むしろ全面禁煙する方がプラスになると考える事業者も増えており、都は受動喫煙対策の意義を丁寧に説明し、理解を広める必要があろう。
実効性を高めるには、飲食店に立ち入り検査し、指導する各地の保健所の体制強化が欠かせない”“五輪・パラリンピックを、日本の受動喫煙対策を考え直す機会にしなければならない”
“都条例が国内の取り組みを国際標準へと近づけるけん引役となり、受動喫煙防止の意識が国民の間に広く定着していくことを期待したい”
さいごの『京都新聞』はいいこと書いていますね。
京都の受動喫煙・禁煙化はどうなのでしょうか。
『産経』にある、
“路上喫煙規制もあり屋内外とも禁煙の区では「条例施行後は道1本向こうでも隣の区の店を選ぶ」”
と言っているご老人は、喫煙場所がある店を毎回探していく体力が、いつまでもあるのでしょうかね。