日本と世界の喫煙率 / 日本は喫煙率が下がっても…?

 当機構のテーマ=受動喫煙被害とその撲滅のみ=からは離れますが、参考資料として、世界の国別・男女別の喫煙率と、日本の地域別喫煙率を以下に紹介します(1~2年前発表のデータです)。

 タバコ喫煙率世界ランキング・男女国別順位、WHO 2018年版
  =『MEMORVA』作成:2018-07-26=

 日本は男性70位、女性55位です。(データのある国149のうちで)

 日本国内の調査も、最新版が出ました。こちらの方がみなさん興味があるのでは。
 ただしこちらは喫煙「率」ではなく、一日の本数ですが。
 まずその紹介記事から。

 全国喫煙本数ランキング、1位は愛媛県で1日平均約19本! 逆に最も少ないのは滋賀県
  =『キャリコネニュース』2019.9.19=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“愛媛県が全国1位になった理由として、同社は「回答者の約3割が喫煙者」であることを挙げている。同県では飲酒頻度ランキングでも全国4位に入っており、酒もタバコも楽しむ県民性が影響していると思われる。”

 その中でリンクされている調査結果はこちら。

 47都道府県 ニッポン健康大調査 第5弾! 「喫煙本数ランキング」 全国1位は何県!? 喫煙本数 第1位と47位、その差は2倍以上!
  =『アンファー』2019.09.18=

“愛媛県のストレススコアは悪く、全国39位。一方滋賀県は8位と上位に。ストレスも因果関係のひとつと考えられます”

 「タバコをやめたキッカケ」について、
 「社会の風潮に肩身が狭くなったから」もあるのですね。少ないですが。

 なお、日本の都道府県別調査は、調査によって順位はどれも微妙に違っています。上記調査は「喫煙率」ではなく「喫煙本数」なのでその違いもあるかも。
 いままで見た喫煙率調査では、北海道・東北に喫煙者が多く、少ないのは神奈川や東京というのが多かったと思います。ある化粧品会社の調査では島根がもっとも喫煙率が低かったので、上記とは違いますが、ほとんどの調査では、高率=北海道・東北、低率=神奈川・東京・大阪など大都市、ということではだいたい一致しているようです。

 画像は「一般社団法人 日本禁煙学会」作成、受動喫煙防止の法令がある国の色分け地図(2015年)。日本は真っ白、いまでも分煙があるので黄色にもならないでしょうか。

喫煙率は下がっても……?

 閑話休題、受動喫煙のテーマに戻しましょう。

 喫煙率が下がるのは社会的には良いことであり、それも受動喫煙被害撲滅への一助とはなっているでしょう。

 しかし、近年、受動喫煙を訴える声は増加している、ということは以前に当サイトで述べました。
 喫煙者人口と、受動喫煙の被害者数との関係は?/ 受動喫煙被害を撲滅するためには?

 当機構・当方主催の「横浜例会」への相談者にも、何十年も住んでいる集合住宅でさいきん被害を受けるようになった、何十年も連れ添った夫からさいきん受動喫煙を感じるようになった、という人が時々あります。以前はもっと周囲がタバコ臭かったはずなのに、いま初めて被害を意識するようになったということです。
 これは一見、不思議な現象にも思えますが、社会的に受動喫煙の撲滅が進み、空気がきれいになってきたので、被害が目立つようになったのでしょう。じつは良い傾向と言えます。
 ここですぐ、喫煙・タバコ推進側のエセ「文化人」などが“社会が不寛容になった”などと言いますが、そのような筋違い詭弁にごまかされないようにしましょう。

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