店頭[禁煙・喫煙]表示が義務化、各店の対応は……? 「日本禁煙学会」が啓発パンフ発行
昨日お知らせした、
〈都条例施行〉全てのお店で喫煙・禁煙の表示が始まりました=違反店は通報を
の続報です。
東京都では来年2020年4月1日から、一部の店以外の全飲食店が禁煙となりますが、まず今月9月1日からは店頭での喫煙・禁煙の表示が義務づけられました。そんなことで、喫煙営業してきた店はいろいろと面倒な思いをしているそうです。
その後の報道を見てみましょう。例によって色の違う見出しをクリックするとその記事に、囲みは抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
「いっぺんに禁煙、怖い」都内の飲食店、独自条例に悩み
=『朝日新聞DIGITAL』2019年9月3日12時00分=
“飲食店は「全面禁煙」「喫煙室あり」などと、たばこへの対応を店頭で示すことが、まずは義務化された。来春には改正健康増進法とともに全面施行され、多くの飲食店で喫煙ルールが強化される予定だ。だが客離れへの懸念などから、全面施行時の対応を決めあぐねている店も少なくない”
“「レストラン桂」……「NO SMOKING」「11時~14時」と記されたシールを店先に貼り出した……10年ほど前からランチ時間のみ禁煙にしたが、ディナー時間は「昔より減ったが、お酒を飲みながら吸う人も3分の1いる」と、喫煙可を続けてきた。
しかし専用の喫煙室を設ける余裕はなく、来年4月には全面禁煙に……全面施行時には、シールの表示を変える必要がある”“……約半年前のタイミングで、都は店頭表示について先行して義務化……ラグビー・ワールドカップが開幕し、海外からの観光客が増えることを踏まえ、店の状況を客がひと目で把握できるようにするためだ”
“都内の飲食店約16万店のうち、8割以上が規制の対象となる見込みだ。ただ、いまだ決めかねている店もある”
“都は先月27日……外食産業の商談展示会で、条例を解説する資料や店頭掲示用のステッカーを配布した。受け取った参加者の中に「うちはまだ結論が出せていない」と話す40代の男性会社員がいた。
会社が都内で展開する居酒屋は現在、いずれもたばこが吸える。「……いっぺんに禁煙にするのはやはり怖い」。喫煙室の設置が現実的だと感じているというが、「一部の席をつぶしたり工事期間中に休業したりする必要があるかも」と、社内で慎重に検討しているという”“都は……喫煙室の設置などにかかる費用を最大400万円まで補助する制度を始めた。しかし利用は今のところ低調だという。
分煙システムを手がける専門会社……によると、設置まで至った例はまだ少ないが、飲食店からの問い合わせが相次いでいるという。「客足への影響を考え、『ぎりぎりまでやりたくない』という心理があるのかも」と担当者はみている”“1日以降も、店頭表示を始めていない店もある。……都知事は先月30日の記者会見で「条例を実効性のあるものにするためには、都民や事業者の協力が重要。引き続き説明会などを通じ、制度の内容や支援策を説明する」と述べた”
“東京都のほか大阪府や千葉市でも、飲食店への規制を国よりも厳しくした条例を制定しており、制度の周知に力を入れている”
小池氏が言っているように、「都民の協力が必要」です。表示をしていない店には、違反ですよと教えてあげるか、以下「福祉保健局」またはその地区の保健所へ(両方でも可)通報してあげましょう。
神奈川県庁タバコ対策の人も、条例違反店の通報を望んでいると言っていました。
受動喫煙被害撲滅のために、都民以外でもぜひ連絡してやってください。
東京都(福祉保健局)の広報→東京都受動喫煙防止条例
禁煙学会が啓発活動
なお、「日本禁煙学会」の方々は3日に神楽坂の各店に、「掲示をするのが義務になりましたよ」と、自作の啓発パンフレットを配って回ったそうです。(以下、裏・表で1枚。クリックで拡大します)
いつも本当にご活動、ご苦労様です。頭が下がります。
回ったほとんどの店は分かっていたようで、「ありがとうございます」とお礼をいわれたとのことです。
☆この啓発書のことは、当ニュースで紹介しています。
受動喫煙防止条例・法の開始(施行)に向け、飲食店へのお知らせが完成:日本禁煙学会
個人でお店を回る活動をされる方は、禁煙学会に申し込めばパンフを送ってくれるそうです。
(切手1000円=50部。上記は東京・千葉版ですが、全国版もあります)
義務化になったのみ関わらず、大手チェーン店くらいしか守らないという現実。
民度はもはや中国と変わらんとなった。