“受動喫煙のない五輪へ” 『日経』が大特集
受動喫煙・タバコ問題の記事が比較的多い『日経』で、特集がありました。原紙では見開きで大きく扱っています。
ネット報道を見てみましょう。
「たばこのない五輪」街にも 自治体、喫煙対策に苦心
=『日本經濟新聞』2019/9/11 18:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“競技会場の敷地内が完全禁煙となる初めての夏季大会だ。これを機に受動喫煙を減らそうと、会場がある都市は規制などに本腰を入れる”
“従業員がいる場合は原則、屋内禁煙とします――。……会場となる幕張メッセがある千葉市は、市内の大型ビジョンや「ユーチューブ」でこんな内容のアニメ動画を放映し、20年4月全面施行の受動喫煙防止条例をアピール”
“会場のある都市にとどまらない。大阪府でも、喫煙できる飲食店を客席面積30平方メートル以下とする受動喫煙防止条例が25年4月に全面施行される”
“世界最大のたばこ消費国、中国でも北京市が08年大会前に禁煙規定を強化した。医療施設や駅など公共の場所では喫煙を禁じていたが、スポーツ施設やジムなどを追加。15年には冬季五輪の誘致に向け、職場など屋内での喫煙を全面的に禁じる世界的にも厳しい条例を同市が施行”
“16年のリオ大会まで「屋内は禁煙、屋外に喫煙所設置」のパターンが続いたが、IOCは17年に敷地内での禁煙を指示した。18年平昌大会ではこれに沿って「会場内は完全禁煙」の方針で開かれた。
東京大会も会場は同様の対応になる。……平昌ではボランティアや大会関係者のために喫煙スペースが設けられた会場もあったが、東京大会では設けない。組織委幹部は「どんな立場であっても会場内では喫煙できない。係員にも監視してもらい、『煙ゼロ』にする」”
“1964年の東京大会では、会場で喫煙しながら応援する観客は多かった。開催を記念したたばこが販売され、機運醸成に一役買った。当時は8割にのぼった男性の喫煙率は今や3割を切る”
喫煙を我慢できない喫煙者は、オリンピック会場に行くのは難しいでしょうね。
人ごみで前に進めない、売っている商品を購入するのに時間がかかるなど、ニコチンが切れるとイライラしてしまうのではないでしょうか。
今のうちにタバコを吸わなくても我慢が出来るようにならなくては、これからの社会に付いていけなくなりますよ。
その時に止めればいいと思っても、禁煙は難しい人もいますから。
もう既に日本は後れを取っているのですから、取り戻す為に国も色々な政策を考えてくると思います。
喫煙者の意識も乗り遅れないように、時代についていって下さい。