運転手の路上喫煙に申し入れ、企業が対策を約束してくれました ①
先月末(’19年11月)、当機構の会員(『STOP受動喫煙 新聞』定期購読者)より、
「“リハビリセンター”と書かれた車から降りた運転手が路上喫煙、たまたま通りがかって受動喫煙被害にあい、受動喫煙症を発症した」
との相談と、証拠の写真が送られてきました。
([追記注]本ニュース初公開時はその写真を掲載していましたが、企業の意向を受けて、非公開といたしました)
車に記された社名から検索したところ、同社サイト・問合せフォームがあったので、相談者に、苦情・改善要求を送ってみては、と助言しました。
しかし携帯からうまく送れないというので、当方で申し入れ文を作って送信してみました。(送信できたので、より効果的に本人からも送るよう促しました)
私が送った文は以下です。フォームからの受信の自動返信より。(不要なスペースや記載は省略していますが、質問・回答文は原文のままです。以下同)
お問い合わせを受け付けました。
担当者が確認次第折り返しご連絡させていただきます。
※このメールは自動返信メールです。
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■ お問い合わせ内容
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お申し込み区分: お問い合わせ
希望の事業所: 東京都質問・希望等:
当方に、貴社名の記載の車から降りた運転手の路上喫煙により、通らねばならない避けられない道路上にて、受動喫煙被害に遭い、喉や眼の痛み・咳など、少し体調を崩したとの、写真も添えた報告がありました。
いまどきこのような行為は許されることではなく、しかも場所は新目白通りとのこと、新宿区なので条例違反ともなります。また、勤務中の職務放棄(さぼり)ともいえるのではないでしょうか。
貴社では、そのような行為を容認しているのでしょうか。
徹底改善(全乗員に対して二度と起きないことの指導)をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
今後の対応について、具体的にご回答いただけると幸甚です。
※ご返信は、メールでお願いいたします。
※要望・ご回答は、公開する場合もございます。
すると、30分くらいのちに、同社から機構に電話がありました。
「(回答はメールで、としたのに、もしや電話でかんたんに済ますつもりなのかな?)」とも思いながら、話すと、
1. 担当区域は多岐にわたるので、特定のため、その住所(番地)を教えてほしい、
2. 被害のご本人にも、直接お詫びしたいので、連絡先を教えてほしい、
3. 正式な回答を作成し、できしだいメールで送ります、
とのことでした。
私は、とても誠意があると思いました。
いままで私や活動仲間たちも、こういった申し入れを、多くの行政や企業、デパートや店舗などに行なってきましたが、
電話だけで済ますところ、形だけのお詫びの言葉のみで、改善策を示さないところが多く、
それどころかまったく無視のところも、多くあったからです。
すぐに相談者に聞いたところ、出先であり番地まではわからないこと、また直接の電話などは恐縮するので、とのことでした。
そこで、自動返信に記してあったアドレスに、違反喫煙の写真も添付して送信しました。
【機構からの第二信】
トータルリハセンター御中さきほどフォームより問合せ、
すぐにお電話いただきました、
「(公社)受動喫煙撲滅機構」・内藤です。早速のご対応、ありがとうございます。1. 地名に関しては、相談者に質問しましたが、新目白通りという以上、わかりません。
一応、写真を添付いたします。2. 「直接の電話などの連絡・お詫び」は、
“気が引ける”ようで、結構です、とのことでした。
(お気遣いには感謝いたします)
ご回答ご返信を、転送することにいたします。よろしくどうぞ、お願い申し上げます。
すると、早くもその日の夕方過ぎに、返信がありました。
(長くなりますので、本稿は後日に続きます)
画像はイメージです。(「スモークフリーキッズ」主催ポスター展より)
道を歩いていたら、タバコの悪臭がしてきました。
臭いのする方向を見ると、「三和運輸株式会社」、と書かれたトラックが停車しており、窓を開けた状態でタバコを吸う二人の運転手の姿がありました。
肺が重苦しくなり、さっさと逃げましたが、ほんとうに迷惑でしかありません。