お店もまだよく理解していない? ’20年4月施行の改正法~どうするのか?
当サイト読者の方にはわかりすぎているくらいの、4月からの改正健康増進法の全面施行、
喫煙営業の店には少なからず影響が出るはずですが、はたしてお店の人たちはちゃんと意識しているのでしょうか。
昨年11月に飲食業者向けサイトで行われたアンケートの結果がありましたのでお読みください。
2020年4月から飲食店で原則禁煙。店側の認知や対応はどのくらい進んでいるのか
=『Foodist Media』2019年12月23日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“■「全席喫煙」の飲食店は48.5%”
“■95%以上が「知っている」「聞いたことがある」と回答”
しかし、
“■細則になると「知っている」は激減。ややこしさゆえ、把握が困難?”
“これらについてきちんと「知っている」と回答した割合は、資本金などの対象条件に関しては62.2%だったものの、質問が具体的な分煙パターンに及ぶにつれて3割前後にまで低下。制度のややこしさゆえ、具体的な把握にまで至っていない状況がうかがえる”
“■対策については過半数が「特に行動はしていない」”
“分煙意向のある飲食店は全体の25%近く……見通しが立っている割合が10.5%なのに対し、「……具体的な行動には至っていない」割合は14.1%。実際に「分煙環境を整備した」店は4%”
“「禁煙にした・予定である」は19.3%と2割近くを占める”
まとめ記事の後半は、分煙にするにはどうするか、喫煙場所は、といったことやコメントが続いています。そこからのアンケート結果は、すでに完全禁煙にしている店は対象にしていないでしょうから、喫煙場所が必要という内容ばかりが続いているのでしょう。このページを飲食店全体・一般論とは思わないようにしましょう。
厚労省『なくそう!望まない受動喫煙。マナーからルールへ』WEBサイト、「受動喫煙対策推進啓発ツール」の「チラシ(事業者向け)」(上方のみ)
改正法について詳しく知りたい人は、以下の当機構記事をお読みください。※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
小学生にもよくわかる「受動喫煙防止法」(改正健康増進法) 成立 ’18年10月
受動喫煙防止条例・法の開始(施行)に向け、飲食店へのお知らせが完成:日本禁煙学会 ’19年6月
来年4月・全国的な禁煙化、知っていますか?=喫煙店は申請が必要です=テレビがわかりやすい特集 ’19年9月
飲食店、4月から禁煙? 4月までに禁煙? 喫煙継続? さてどうするのか? ~改正健康増進法まもなく全面施行 ’20年2月