「受動喫煙の怖さ」~日本外来小児科学会が解説
受動喫煙の害について、医師の学会とまとめたという、とてもわかりやすい記事がありましたので紹介します。
PM2.5から始まって、具体的な数値・例をあげていますので、参考資料になると思います。(記事名以下囲みは抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。)
受動喫煙の怖さ! 子どもを守るには【日本外来小児科学会リーフレット検討会より】
=『たまひよ ONLINE』2020/03/29 更新=
“PM2.5の身近な発生源はたばこです。健康に影響がない大気中のPM2.5は15㎍/㎥以下です。70以上で警報が出ますが、喫煙している室内では700以上にもなり、廊下でも70を超えます。そんな空気を吸うことを受動喫煙といいます”
“きれいな空気をつくるには、汚さない事がいちばんです。
石炭火力発電所や自動車の排気ガスも空気を汚しますが、なければ不便な事も多いのです。なくせばみんなに喜ばれるのがたばこの煙です”
“奈良県の生駒市役所内では、「たばこを吸った後45分間はエレベーターに乗らないでください」と書いています。吸ったたばこの成分は45分間にわたって口から出続けます。
喫煙後すぐの「すぐ」とは45分間です”“たばこを1本吸うと、25mプールいっぱい分くらいに煙が広がります。換気扇の下で吸うのもダメです……カレーを作っているときに家中ににおいが広がるのと同じです。においがあるところに煙ありです”
“外で吸っても45分間は口から出続けます。また、口からだけでなく、洋服や髪の毛にもたばこの煙はしみこんでいます”
“屋外での喫煙でも、風向きによって25メートル先まで煙が流れてゆくことが確認されています”
[当機構・サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
「受動喫煙症」 知っていますか?(受動喫煙による病気・症状) ’18年4月
タバコアレルギーとは? 「受動喫煙症」との関連は? ’18年12月
“外で吸ってきても受動喫煙被害”=三次喫煙(サードハンドスモーク)について著名医師がテレビで解説 ’19年5月
喫煙後はエレベーター不可 ’18年4月
「屋外でも25m先まで」→『STOP受動喫煙 新聞』第20号 – 2017年10月に大和浩教授の実験報告を図解。