受動喫煙で虫歯 ~ 歯科医師の論説

 先日紹介した記事 受動喫煙で虫歯になることが明らかに ~ 岡山大学調査 の調査結果についての、歯科医師の考察記事がありました。

 受動喫煙が若者の歯をむしばんでいる―家族との時間が長くなる前に思い出して
   =『まいどなニュース』2021.01.02(Sat)=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“父はヘビースモーカーでした。……私が中学3年の時に心筋梗塞になり、それを機に完全に止めました。生後15年にわたり私は家庭で副流煙にさらされてきたことになります”

“受動喫煙の影響は乳歯においてもすでに報告されていて、出生後4か月で受動喫煙が確認された子どもは、タバコを吸う人がいない家庭で育った子どもに比べて3歳の時点で約2倍虫歯ができていたそうです”

“煙に含まれる化学物質は何らかの影響を及ぼして口の中の環境を変え、虫歯になりやすくなるなど、歯にとってよくない影響を与えるものであるといえそうです”

“口の中の汚れを唾液が洗い流したり、血液に含まれる白血球の働きで体に有害なものを排除したりすることができれば虫歯のリスクは下がるのでしょうが、残念ながらタバコの煙に含まれるニコチンには唾液の分泌を抑え、血管を縮める作用があるため、虫歯のリスクを下げることが難しくなります”

“吸っている本人が吸う主流煙よりも、火の点いたタバコの先から直接出る副流煙の方が有害物質が多く含まれていることがわかっています”

 以下は能動喫煙での話ですが、受動喫煙でも同様と思ってご参考に。

 タバコが”蝕む”お口の健康
  =『タウンニュース』2021年1月1日号=

 

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