山火事対策で「禁煙条例」制定へ
先日の大変な山火事、「禁煙学会」が総務省(相)へ申し入れをしたことを紹介しましたが、
→大規模な山火事が発生! 原因はタバコ? ~ 山での喫煙・受動喫煙の撲滅へ、「禁煙学会」が総務省に申し入れ
地元では、年内の条例制定、となったようです。
禁煙学会の行動も、影響があったのかもしれませんね。
山火事鎮火 足利市が禁煙条例制定へ 消防機材充実も
=『毎日新聞』2021/3/16 08:44=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“山中での禁煙を求める条例制定▽――などを課題として挙げ……禁煙条例については年内の成立を目指す”
“途中の休憩所で、たばこを吸う年配の男性の姿も見かけた。「火種が落ちたらひとたまりもない」と心配になったという”
“「通報するだけでなく、『自分が引き返せば山火事が大きくなる前に消せたかもしれない』という気持ちが強かった」”
雑誌で読んだのですが、被害額の見積もりは5千万円~億に達するそうで、さすがに警察も犯人探しに動くであろう、また避難で休業を余儀なくされた店や企業や組織があって、その損害賠償も入れれば、さらに膨れ上がるとのこと。
人の死傷は無かったようですが、しかし多くの動植物が焼け死んでしまったはずです。
まだタバコのせいとは断定できず、他の火の不始末の可能性もあるわけですが、時間かけて目立つバーベキューとかはさすがにやらないでしょうから、不始末ならタバコの可能性が大でしょうね。
前回、引用したブログのしめくくり――。
「タバコを吸った本人は、大きくなり過ぎてしまった自分の過ちを分かっていることでしょう」
「普通の神経をしていたら今ごろ生きた心地はしないものでしょう」
「ただ普通の神経をしていたら、火気厳禁の山の中でタバコを吸うようなことはしないのかもしれません」
画像は会員提供・既出。(東京の高尾山の掲示)
山には神様が宿っていると、昔からいわれています。
たとえ火の始末をちゃんと行なったとしても、喫煙じたいが問題、空気のきれいなところでの受動喫煙は許されません。
どこの山でも二度とないよう、全国的な法令整備を願うところです。