青森でも受動喫煙対策、条例化に向かいます
短いニュースで詳細は不明ですが、青森市でも受動喫煙対策が本格化し、条例化に向けて動き出したようです。
東北・北海道地方は喫煙率が高く、受動喫煙対策は遅れがちのようですが、秋田・山形・福島などがよい方向になってきたのを受けて、でしょうか。
青森市で受動喫煙対策の県条例制定に向けた検討会
=『ABA青森朝日放送』2021/05/25(火) 11:44= ※リンクは非公開となりました。以下の引用のみお読みください。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“検討会では「福祉施設やホテル、会社や工場では屋内に喫煙場所を設けないように努める」といった条例の骨子案が示されました”
“宿泊業や飲食業などの関係者からは「条例制定よりも改正健康増進法の周知を徹底するべきではないか」、「通学路や公園の近くに住む住民に対しても規制が必要になるのではないか」といった意見が出されました”
記事が短く説明がないのでよくわかりませんが、この業者からの意見、「改正法の徹底を」は、本来は正論です。しかし、ここでのその主張は、秋田や山形などのような「改正法より厳しい条例は作るな」という意味ではないでしょうか。
「住民に対しても規制が必要」も、それはそうです。しかしこの人らが言いたいのは、「余計な規制を作るな」「ひとつ規制したら、他との整合性のために、面倒になるぞ」ということではないかという気がします。
業界と、市民の声、そして地元の活動者の主張を、詳しく知りたいところです。(青森の活動団体・活動者を存じ上げませんので……)
青森市の公式サイト、最新のもの→健康増進法の改正に伴う受動喫煙防止対策
このページの受動喫煙対策の目次を見ても、2014年から記述がありますが、とくに大きな取り組みはしてこなかったように思えます。
ちなみに青森県のサイト→健康増進法改正による受動喫煙防止対策
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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