喫煙率が高い地域でも禁煙化が進んでいます ~ 福島県の例

 福島県の地元紙の報道です。公共施設での禁煙化が進んでいるとのことですが――、
 行政などに対しては、改正健康増進法が今年の全面施行より早く、’19年7月から施行されているので、当然といえば当然なのですが、東北地方、とくに同県は全国的にみると喫煙率が高い土地柄(→日本と世界の喫煙率 / 日本は喫煙率が下がっても…?)、この状況は、どうみるべきでしょうか?

 「禁煙」実施率、敷地内72.8% 福島県や市町村管理の公共施設
  =『福島民友新聞 みんゆうNet』2020年10月28日08時30分=  ※記事はが非公開となりましたが、代わりの引用サイトなどが見つからないため以下の抜粋のみお読みください。

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ 県や市町村が管理する公共施設(学校を除く)のうち、建物を含む敷地内の禁煙実施率(5月1日時点)は72.8%(1533施設)で、昨年同時期より26.5ポイント増加した”

“該当する2105施設のうち、屋内のみ喫煙できない「屋内禁煙」は26.0%……で、建物内に喫煙所を設ける「分煙」は1.1%(24施設)”

“ 屋内禁煙は昨年の調査結果から22.4ポイントのマイナスとなり「屋内禁煙や分煙から敷地内禁煙にかじを切り、受動喫煙防止対策を強めた施設が増えた」(健康づくり推進課)”

“ 県は敷地内と屋内を合わせた禁煙実施率100%……今回調査で98.9%(2081施設)となった。今後も、分煙から屋内禁煙や敷地内禁煙へ、受動喫煙防止対策の強化を促す方針”

“ 改正健康増進法では……条件を満たせば特定屋外喫煙場所の設置が可能で、県庁には2カ所設置されている”

 続いて、学校の禁煙率は。

“ 県内学校敷地内は99.2%
……幼稚園から大学までの学校の敷地内禁煙実施率……は99.2%(1008施設)で昨年から1.4ポイント増……「一歩ずつだが進んでいる。これからも子どもが受動喫煙をしない環境づくりを周知したい”

“ 1016施設が回答し、屋内禁煙が0.8%(8施設)残った。屋内禁煙から敷地内禁煙に移行できない理由は▽周辺住民からの要望▽利用者からの要望▽教職員の要望―などがあったという。前回調査で0.3%(3施設)だった分煙や0.2%(2施設)の不完全分煙はいずれも解消された”

 この「周辺住民からの要望」とは、どういう意味でしょう?
 もしや、先生が周辺路上で違反喫煙するから……?

 画像は福島県の公式サイト「受動喫煙の防止について」(クリックでリンクします)

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 県議会・市区議会 “禁煙状況” 色分け地図ができました ’19年12月

 役場敷地内に“闇喫煙所”! ’19年12月

 神奈川県庁は喫煙所「閉鎖・撤去の予定なし」 機構質問への回答 ’20年5月

 反対のほうが多いのに、喫煙室を存続? =仙台市議会= ’19年12月

 各地の自治体(県や市)が「JTから多額の寄付」を受けています=国際条約違反=日本禁煙学会・『赤旗』紙が追及 ’20年8月

 タバコ会社が喫煙所を寄付! 「煙ない社会を」? 知事が感謝状…?! ’20年10月

 高校生5人が自治体・市に「受動喫煙対策」の活動=要望書(喫煙所の撤去)を提出! ~ 沼津市長へ、静岡県立 沼津東高校 ’18年9月

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