ベランダ喫煙は絶滅へ ~ ’17年調査でもヒンシュク
5年前、2017年の記事をまた見つけました。
当時、活動仲間が立ち上げて、テレビでも多く報道された「近隣住宅受動喫煙被害者の会」にも触れています。
ベランダでの喫煙禁止に賛成4割超え 「ホタル族」も絶滅寸前? 洗濯物にニオイがつき、受動喫煙の被害もある、ベランダでタバコを吸う行為は禁止されるべき?
=『Sirabee(しらべぇ)』2017/07/02 16:30=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“「ホタル族」による受動喫煙の被害を訴え、「近隣住宅受動喫煙被害者の会」が結成され、注目を集めた”
“家の中では家族に迷惑をかけたり、煙で部屋が黄色く汚れてしまうなどの理由でベランダで一服するホタル族だが、一方で受動喫煙のリスクや、洗濯物にニオイがつくことが批判されている”
“会結成の動きを世論は捉えているのか、……全国の男女1342名に調査を行なったところ、「ベランダでの喫煙は禁止されるべきだと思う」と答えた人は全体の45%。半数に迫る多さとなっている”
“地方別で見ると、首都圏が48%だったのに対し北海道は36%に。およそ12ポイントの差がついた……地域差が非常に大きい問題とも考えられそうだ”
“最後に喫煙者と非喫煙者の意識差を見てみよう。結果、非喫煙者は半数以上が「禁止すべき」と答えたのに対し、喫煙者は4人に1人にとどまる結果に。約2倍の差がつくことになった”
当機構への問い合わせ・相談や、他団体の活動例会への相談参加者などからすると、この「近隣住宅 受動喫煙 被害者の会」がマスコミで報道された時期から、「ベランダ喫煙」による被害の声は、少なくなったように感じています。
しかし、換気扇や開放した窓からの被害の声は増えて、受動喫煙の相談は多くなったくらいです。
報道を受けて“ホタル族”が遠慮するようになったり、ベランダ喫煙禁止の集合住宅が増えたのではないかと思えますが、部屋で吸うようになったが、ベランダに出ていたのは部屋を汚したくないためなので、外に煙を出すようにするのは一緒、ということのようです。
前記調査にある、地域差についても、実感があります。当機構への相談者や会員は、東京や、横浜を中心とした神奈川県、千葉県の東京寄りの方が多く、他の地方でも大阪や京都、福岡、名古屋市、北海道なら札幌市など大都市が多く、それら以外からの声は僅かしかありません。
調査の最後、喫煙者でも25%がベランダ喫煙はいけない、と思っているとのこと、現在ではもっと増えているのではないでしょうか。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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