意見公募の結果、条例案が可決しました ~ 長野県諏訪市
県外ながら私も意見を送った、諏訪市の条例案、
→パブコメ(意見公募)の結果が公表されました ~ 長野県諏訪市「受動喫煙のない思いやりと健康のまちづくり条例」’22年8月26日
議会で「原案通り」「全会一致で」可決されたとの報道がありました。とりあえずはよかったですね。
諏訪市議会 受動喫煙防止条例案を可決
=『Nagano Nippo Web(長野日報)』2022年9月22日 6時00分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 諏訪市の受動喫煙防止条例「受動喫煙のない思いやりと健康のまちづくり条例」案が21日、市議会9月定例会で原案通り可決された”
“喫煙所設置と市民意見の反映を市側に求める議員提案の付帯決議案を全会一致で可決。議会や市民から喫煙所設置を求める声が上がる中、喫煙者と非喫煙者それぞれに配慮する形での決着となった”
“市長提出議案への付帯決議は異例で「ここ数十年ない」”
“ 条例制定は金子ゆかり市長2期目のマニフェストの一つ”
“市長の権限で重点区域を指定できる……区域内は禁煙とし、罰則はない。区域指定は事前に市民や事業者、有識者らの意見を聞き、「必要な配慮」を行った上で指定する”
“ 付帯決議案は議長を除く全議員14人の連名で提出……▽喫煙者・非喫煙者に十分配慮しながら、適切な場所に喫煙場所などの整備を行う▽重点区域を指定するときは広く多くの意見を聞き反映させる―ことを決議”
“ 閉会あいさつで、金子市長は「市民や訪れる人々に爽やかな空気を感じ、心地よさを味わっていただける場所を提供したい。愛煙家の皆さんの理解、協力を得ながら一緒に取り組んでいく」”
“議長は「(喫煙所設置を求めた議会の)政策提言の重要性を感じた……」”
“南信たばこ販売協同組合……理事長(81)は「付帯決議で『喫煙場所の整備』が文字になったことは大きな前進。議会の力を感じた。たばこを吸う人、吸わない人が共存共栄できるまちづくりをしてほしい」”
この可決の前にも、同紙の報道がありました。足を引っぱるようなことばかり出ていたのですね。
諏訪市の受動喫煙防止条例案 喫煙者へ配慮は
=同2022年8月29日 6時00分=
“喫煙者への配慮に欠けた内容だと指摘する声が市民や市議から上がっている”
“「喫煙所の設置」を求める声がある中、市側は喫煙所の設置に慎重な姿勢を崩さず、重点区域も議会議決後に公表、決定する構えを見せる。こうした市の対応に多くの議員が難色を示しており、30日に開会する9月定例会(会期23日間)での議論が注目される”
“パブコメには68人から104件の意見が寄せられ、重点区域内などに喫煙所を求める意見が約6割を占めた”
“市長は「屋外の公共エリアでたばこを吸わない、受動喫煙をなくそうとする条例の趣旨に矛盾する」と退ける”
総務産業委員会が昨年1月に行った政策提言では「……分離独立した喫煙所の整備」を求めており、立案した議員は「条例の必要性は認めるが、たばこを吸う人がいる以上配慮すべき」とする……別の議員は「重点区域の場所、範囲が分からず条例の是非を判断できない」といぶかしむ。年3億円超のたばこ税収入を念頭に「喫煙者排除と受け取られかねない」「吸う人、吸わない人双方の立場を尊重すべき」と懸念“”
“市長は23日の定例記者会見で「喫煙をしないエリアは市民の合意を得て指定する。議会の理解を得ながら合意をつくっていきたい」”
同市のサイトで受動喫煙に関して検索しても、’21年4月の改正法施行のものしか見つからず(’22年10月7日現在)、この条例案についてはまだ書かれていないようです。
受動喫煙防止のマナーがルールへと変わります =諏訪市公式サイト2021年4月1日=