『タウンニュース』に受動喫煙撲滅機構が掲載されました
神奈川の無料配布紙『タウンニュース』(週刊、木曜発行)の記者さんより6月に電話があり、取材に来られて、その翌週6月27日(木)に、改正健康増進法の施行に関連しての受動喫煙の特集で、掲載していただきました。
健康増進法7月1日改正 学校・病院、全面禁煙に 市、1万4千施設調査へ
=『タウンニュース』(横浜市版)2019年6月27日号=
※翌週7月4日やその後の週の掲載になったところもあるそうです。
6月27日掲載=中区・西区、都筑区、旭区、神奈川区
7月4日掲載=金沢区・磯子区、保土ケ谷区、緑区
以下、記事の抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“改正健康増進法の一部が7月1日に施行……これを受け、市は約1万4千カ所の対象施設への啓発や状況確認を行う。一方、受動喫煙被害防止を訴える市内の団体には、煙がない場所でも臭いで体調に変調をきたす「サードハンドスモーク(三次喫煙)」の被害相談が増えている”
“公共空間の禁煙化が進む一方……路上や集合住宅の受動喫煙被害を訴える声が広がっている。
受動喫煙の被害者支援などを行う公益社団法人受動喫煙撲滅機構=事務局・中区=は「最近、マンション隣室のベランダから流れてくるたばこの煙の被害を訴える声が増えている」という。ほかにも、煙がなくても、たばこ臭のする人が周囲に来たり、臭いが染み付いた部屋に入るだけで血圧が上がったり、体に変調をきたす「サードハンドスモーク」に関する相談が目立つようになった。同機構は「マンションは管理会社に住環境を守る義務がある」として、相談者に管理会社との交渉法を助言しているという”
“同機構は「受動喫煙の深刻な被害を防ぐよう、国や自治体は対策を講じてほしい」と求めている”
ちょっと補足します。“隣室のベランダから流れてくるタバコの煙の被害を訴える声が”とありますが、最近は、住宅被害の声は相変わらずトップであるものの、「ベランダでの喫煙から」という例は、以前よりはかなり減っています。住宅被害の10人に1人以下でしょうか。また、隣室からとも限らず、下階や上階からのものもあります。
「換気扇から」「窓を開けて吸うから(ベランダ側の窓を開けている例も多い)」、中には「玄関先で」もあります。
そして一番多いと思えるのが、「どこから臭ってくるのか(流入してくるのか)、わからない」です。(発生の部屋さえわからない例も)
以前は禁煙運動者や医療関係者も、部屋の受動喫煙を避けるためにベランダ喫煙を奨励していたものですが、いまはそれが問題なのは常識となっています。
2年前に「近隣住宅 受動喫煙 被害者の会」という私たちの仲間が立ち上げた団体がテレビを中心に多くのマスコミでとり上げられ、“ホタル族”問題が報道されたりした影響もあるのでしょう。先日の本ニュースであげた調査でも、ベランダ喫煙は少ないと出ています。
→ 住宅受動喫煙の全国調査~ 『リビンマッチ』調べ
関連 → 三次喫煙(サードハンドスモーク=残留受動喫煙)を漫画でわかりやすく解説!
写真は、『タウンニュース』に写真がある、関内駅南口の喫煙所が建設中だったときのものです(2016年1月)。
それまでは駅のそばに、壁なく灰皿のみの“むき出し”だったので、ましになったとはいえますが、そこを通って当機構に来る相談者からも文句が出ています。
なお、『タウンニュース』の記事は、以前の当サイトニュースでも引用させてもらっています。
喫煙禁止地区を増やす陳情書が提出されました ~ 「日吉駅前禁煙プロジェクト」(横浜市港北区)