夫婦の一方が喫煙者となる場合の対処は?(住宅での喫煙配慮?) 芸能人の例も

 さいきん結婚した芸能人夫婦が、夫が受動喫煙をすごく嫌な人で、妻が重度喫煙者であることから、一般的にそのような夫婦はどうしているのか? と言及した記事です。

 「吸う」蒼井優と「吸わない」山里亮太に「新居のどこでタバコ吸う?」問題
  =『日刊大衆』2019.08.04 11:58 公開=

 以下抜粋、「…」は文省略・太字化は引用者によります。

“「…愛煙家の蒼井とタバコ嫌いを公言している山里の新居でのタバコ事情は気になるところです」(女性誌記者)”

“ 蒼井はヘビースモーカーとして知られ、ドラマや映画の撮影の合間だけでなく、インタビュー中にも堂々とタバコを吸う…打ち上げの席でも、蒼井がタバコをくゆらせていた…『FRIDAY』(講談社)でも、愛車のポルシェで仕事に向かっている蒼井の喫煙ショットを掲載”

“「蒼井は役作りで体重を減らすためにタバコを吸い始めたと言われていますが、以来、なかなかやめられないようです」”

“ 一方で山里は…ツイッターでは、「…電車に乗ると、嘘みたいなガラ悪い人がタバコを吸いながら乗車、そして、ドアが閉まる直前にタバコをホームにポイ、そして口の煙を車内にぷはー……」「カウンター、横のカップル…更に彼氏は大好きな彼女に煙がいかないようにタバコの煙をこちらに吹く……」と、たびたび喫煙者のマナーの悪さを指摘している”

 やせるために喫煙とは、愚かですね。他に方法あるでしょうが。(言い訳では?)

 では、一般の夫婦は。

“ 夫婦間のタバコ事情について、マンションで暮らす、非喫煙者と喫煙者にそれぞれ話を聞いた。
「…換気扇の下ならOKということになりました。ただ、夫が“トイレで吸わなきゃ排便できないから、どうしても”というので、例外的にトイレもOKになりました。ただ、トイレは窓もないので終わった後は扉を開けて換気しています。ベランダはマンション全体の決まりで喫煙できません」(40代・会社員)”

“「夫はベランダの隅のほうでこっそり吸ってますね。最初は換気扇の下もOKにしてたんですけど、私が嫌になっちゃってNGにしました。理由はこっちまで流れてくる副流煙ですかね。とにかく臭いんですよ」(60代・主婦)”

“「ベランダも換気扇の下でもNGです。タバコって部屋とかカーテンに臭いがつくからイヤ。吸うなら建物の外に行って吸ってもらうようにしています」(40代・OL)”

“「僕は喫煙者なんですけど、自宅では完全NG…吸えるのは近所のコンビニの外に置いてある灰皿のみ。そこまでわざわざ歩いて行って吸ってます」(30代・会社員)”

“「自宅で吸えるのは換気扇の下だけ。前はベランダでも吸ってたんだけどね。マンションのベランダは一応、専有部分だから吸っていいってことになってるんだけど、両隣さんから臭いとクレームがきちゃって」(70代・無職)”

 なお、最後の人が「ベランダは専用部分だから吸っていい」と言っていますが、そのマンションは規約が間違っています(あるいはこの人の勝手な思い込み)。
 ベランダは周囲と空間がつながっていて、非常時には脱出先となる、廊下や階段と同じ「共用部」です。その部屋の住人に(「専有」ではなく)優先的な使用権(周囲に影響のない範囲での)があるだけで、好き勝手にしていいわけではありません。火気はとうぜん厳禁となるはずです。

 最初の回答にあるように規約化されているのが近年では一般的になっており、当機構や各活動団体への被害の訴えでも、被害の場は住宅が相変わらず一番多いのですが、「ベランダ喫煙から」という例は少なくなっています。(「換気扇や窓から」、または「どこから来ているか不明」がほとんどです)

家族の喫煙は深刻

 夫婦間での受動喫煙について、先の記事ではのんきな回答しか掲載していませんが、被害者の声は、受動喫煙症・化学物質症を発症、離婚を進めているなど、深刻な例が多々あります。(末尾の当サイト関連ニュース参照)

 吸わない普通の人からすれば、「なぜ喫煙者なんかと結婚したの?」と言いたいところですが、たまにある夫婦間の被害の声によると、結婚当初は気にしていなかったのに、毎日吸わされているうちに気になるようになってきた、体調が悪化してきた、など数年後に問題になってくる例が多いようです。

 生活設計は将来を見据えて立てなくてはいけませんね。

 写真は、横浜市のあるマンションの共用部の禁煙掲示。2009年とありますが、こんな前から、やるところはやっているのです。 

[関連ニュース]
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夫婦の一方が喫煙者となる場合の対処は?(住宅での喫煙配慮?) 芸能人の例も” に対して1件のコメントがあります。

  1. ユカタン より:

    昔ファンだった的場浩司さんは、最近どうかなあと検索してみると、禁煙されてから半年が経過したことがわかりました。
    的場さんがまだ30歳の時には1日4箱吸われる、大変なヘビースモーカーでしたそう。
    この方が禁煙するというのも大変な話ですが、しかし、俳優は、テレビなどの役柄ではタバコを吸うシーンで喫煙することもあるかも?
    喫煙者っていうだけで今なら引いてしまいますが……、昔イジメられていた時にこの的場さんの言葉で救われました。いくら頭にきても女には手を出さない。男は強いんだからと。そういう生き方については好きでしたね!

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