副流煙」と、「受動喫煙」を、同じものとして認識している人もいるのではないでしょうか。

 どちらも有害・問題ではありますが、その意味には若干の違いがあります。

 「副流煙」とは、「受動喫煙」という言葉がまだ広まっていなかった時代、その有害性が指摘されだしたころに、よく言われた語ではないかと思いますが、今でも専門用語としてあります。

副流煙=火のついたタバコで、喫煙者が吸引していないときに、タバコの先端から立ちのぼる煙のこと。(喫煙者が吸引している煙が「主流煙」)

受動喫煙=副流煙だけでなく、喫煙者の呼気(吐く息)に含まれる煙や、物に染み付いた煙も含め、タバコの煙・ニオイ全般を、人(または動物)が吸わされてしまうこと

 副流煙には、有害成分が、主流煙よりもはるかに多く含まれています
 詳しくは『STOP受動喫煙 新聞』第10号、講演録の、村松医師による解説をお読みください。

 ちなみにネット辞書では→「副流煙」 コトバンク  weblio辞書

「三次喫煙=サードハンドスモーク」 も受動喫煙か

 直接の受動喫煙を、英語で「セカンドハンドスモーク(SECONDHAND SMOKE)」という場合があります。
 
 “第二次喫煙”という意味で、喫煙者本人が吸引する煙(ファーストハンド)ではなく、他者が吸わされるので、第二次=セカンド、というものです。
 ※「PASSIVE SMOKING」という表現も多く使われています(PASSIVE=パッシブ=受け身・受動)。

 そして、物に染み付いたタバコ臭や、他所で喫煙してきた者の呼気の煙といった残留煙、つまりその場での喫煙はなくても、タバコ臭があって吸わされることを、三次喫煙サードハンドスモーク、と呼んでいます。

 ようやく問題視されるようになった、三次喫煙=サードハンドスモーク=残留煙、ですが、直接煙があるわけではないものの、同じ悪臭・有害成分を吸わされるので、受動喫煙の一種と言ってよいでしょう。

 ☆三次喫煙については本コラム「三次喫煙=サードハンドスモーク」とは?もお読みください。

受動喫煙の被害は他にも…?

 ところで筆者は、“四次受動喫煙被害”という概念も、提唱したいと考えています。

 受動喫煙を避けようとした、禁煙店でないと入らない、また加害者への注意、などの行動や主張をしたことで、問題意識のない人(とくに非喫煙者やほどほどの嫌煙者)から中傷されたり、人間関係が悪くなったりすることに対して、です。

 どうでしょう? 少なくとも「スモーク・ハラスメント」の一種だとは思うのですが……。

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