喫煙者52人で非喫煙者が1人死んでいます
何の罪もない非喫煙者が、他者の喫煙で発生する煙・受動喫煙で健康被害を生じ、亡くなっている、という事実は、昔から知られて、データも出ていますが――、
新たな研究による、より具体的な数値が発表されました。
見出し通り、喫煙者が約50人いれば、受動喫煙で一人死んでいる、つまり喫煙者約100人によって2人が殺されている、ということです。
しかもちょっとまえは、約30人に1人だったそうです。
52人の喫煙で受動喫煙者1人が死亡、国際統計を分析
=『CNN.co.jp』2020.03.18 Wed posted at 16:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“喫煙者が52人いると、その煙を吸った受動喫煙者1人が死亡する――。米国とオランダの研究チームが……発表した”
“世界の喫煙者は推定10億人で、年間でおよそ100万人が、その周りで煙を吸って死亡しているとみられている。
「受動喫煙は無害だとか、喫煙ほどのダメージはないと思われている」「だがこれは真に致命的だ」……研究者はそう警告した”“研究チームは……国際機関の喫煙に関する統計を分析。1990年~2016年にかけての26年間について、喫煙と受動喫煙のために死亡した人の数を調べ、「副流煙指数」を算出……受動喫煙が原因で死亡した人は、1990年は喫煙者31人当たり1人の割合に上っていたことが判明。2016年は喫煙者52人当たり1人という割合だった”
“中東と東南アジアでは、喫煙者43人当たり1人”
最も少ない北米でも、喫煙者86人に1人なのですね。
日本には何人の喫煙者がいて、何人殺されているのでしょうか。
WHO「World No-Tobacco Day」2012年ポスター
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
「受動喫煙死15000人」の根拠 ’18年5月
昔の親のタバコで、いま深刻な病気になるかもしれません ’19年1月
予想以上に遠くへ流れているタバコの煙~近隣トラブルを招く ’19年2月
受動喫煙被害者は、我慢や回避をしている! 東京都の調査から(後編) ’19年5月