喫煙所の閉鎖を続ける自治体が多くあります(横浜市はもう再開していますが)
“自粛”解除で、店舗の再開が始まっていますが、では、喫煙所はどうでしょうか?
末尾に今までの関連記事リンクをあげていますが、よそより遅れて閉鎖していながら、6月1日にはさっさと再開して市民への受動喫煙をも再開させている横浜市などと違って、意識高く、閉鎖を続ける自治体もあるようです。
香川)高松の喫煙所、当面再開せず コロナで閉鎖
=『朝日新聞DIGITAL』2020年6月12日9時30分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“高松市が喫煙所の大半を閉鎖し、1カ月近くになる。もともと交差点やバス停など人通りの多いところにあり、厚生労働省も受動喫煙を防ぐための法律に触れる可能性があるとする。そのまま再開するのか、市の判断が注目される”
“喫煙所は……2010年に設置。38カ所あったが、……苦情が多かった6カ所は数年前に廃止した。ただ、今も多くが交差点やバス停にあり、壁や仕切りもない”
“健康増進法は、喫煙所を設置する場合、受動喫煙に配慮する義務を定める。厚労省は「(屋外でも)利用者の多い場所には設置しない」などと自治体に通知していて、担当者は取材に対し、人通りの多い場所は「配慮義務に違反するおそれがある」と話す”
“大西秀人市長も……「喫煙所は、たばこのポイ捨て防止で設置したため、健康増進法に(市の)施策が追いついていなかった」と認めた”
“市は当初、閉鎖の期間を約1カ月と想定していた。だが、大西市長は9日の会見で、当面は再開しない方針を示した。市民から「閉鎖を続けて」といった意見が多く寄せられていることや、新型コロナの感染リスクが残っていることなどを考慮したという”
記者はこう結んでいます。
……観光通りの交差点の角にも灰皿があり、登下校の小学生らをよく見る。都市の規模は違うが、大学時代を過ごした京都市には、このような場所に喫煙所はなかった……全ての撤去までは望まない。信号待ちの妊婦や子どもたちに煙がかかる光景を、もう見たくないだけだ
そのほか、新宿なども閉鎖のままのようです。自治体でなく民間企業でも、当機構近辺のローソンやファミリーマート、横浜駅東口のスカイビルや地下街は屋内喫煙所の休止を続けています。
みなさんの地元の情報も、ぜひお寄せください。
【追記】新宿区は駅周辺の喫煙所を7月1日に再開しました。再開時の様子を会員が写したので、近々お知らせの予定です。
新宿区の路上喫煙指導員(会員提供、許可を得て撮影したとのこと)。もう一つは喫煙店のそばに現れた防護服の人たち(既出)。
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
閉鎖した喫煙所のそばでの違反者=横浜市から回答がありました( 「感染と喫煙所」問題その18) ’20年5月27日
動画シリーズ『新型コロナで死にたくなければ~』(松沢成文理事) 第③弾! “危険すぎる喫煙所は「4密」” / ≪感染と喫煙所≫問題追及その16 ’20年5月21日
“周りに被害を与える可能性に「タバコをやめる」が62.4%” ~新型コロナ問題・アンケート調査/「感染と喫煙・喫煙所・受動喫煙」問題・その15 ’20年5月20日
“新型コロナ”で政府が「禁煙」「タバコ問題」にほとんど触れていないのはなぜか ’20年5月22日
閉鎖していた喫煙所が再開することに対して「ご協力ありがとうございました」と、ネット上での再開についての言葉に煮え切らないものがあります。
駅前の喫煙所は役所が管理しているようですが、一時的な閉鎖にしても、稼動するのはまだまだ早いんじゃないかと思います。
ウイルスの感染で喫煙者と受動喫煙者は重症化とあるのですから、そこに重点を置くと、再開はありえないと思います。
ご協力?喫煙者が一時タバコを吸えなかったことについての気配りのつもりでしょうか。
自治体でも喫煙者が多いところと、そうではないところでは、喫煙所の在り方についても違ってくるのではないでしょうか。
喫煙所があることで受動喫煙を防ぐことはできません。