横浜市で最も喫煙者が多い区で、啓発展 =横浜市瀬谷区= 区ごとの喫煙率は?
続けて地元ネタですみませんが、会員から情報提供、区役所の展示が他でもやっているとの、街の情報紙の記事です。展示は6/6(火)まで。
瀬谷区が横浜市でいちばん喫煙者が多い、ということ、それ以前に区ごとの喫煙率調査があったとは、初めて知りました。
たばこの危険性、知って 瀬谷区役所が啓発パネル
=『タウンニュース』2023年6月1日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“瀬谷区は市内18区で最も喫煙率が高く、区では区民への啓発を強化したい考えだ”
“市民意識調査(2020年度)によると、瀬谷区における20歳以上の喫煙率は25・8%で、市平均(20・1%)を5・7ポイント上回っている”
“喫煙者のなかで未成年と同居している人は26・3%。家庭で受動喫煙の状態にある人は13・3%に上る。いずれの数値も、市内18区で最も高い”
“一方で、たばこをやめたいと考えている割合は16・5%と市内で15番目に低い”
“ 区健康づくり係の職員は区の喫煙率などが高い理由について分析は難しいと”
“ パネル展はWHO参加各国が定める世界禁煙デーや、厚生労働省の禁煙週間(5月31日〜6月6日)を受けたもの。5月22日から実施しており、「まずは瀬谷区の現状を知って欲しい」と職員”
“ 区では区内在住・在勤者を対象に、呼気中の一酸化炭素濃度やニコチン依存度などを把握できる禁煙相談を受け付けている”
記事からすると展示内容はこの前の中区と同じような、子ども向けのクイズとかみたいですが、記事の写真からすると中区より目を引く感じがしますね。
瀬谷区の受動喫煙・タバコ対策について検索したら、市のサイトの中で少しだけ出ていました。
たばこと健康
瀬谷区がワーストだという調査は、市のサイトにありました。
【調査】健康横浜21
これの2行目、令和2年度 単純及びクロス集計結果(令和3年9月)(PDF:3,595KB)
その271ページです。画像を以下に示します。
注:これで見ると瀬谷区は「時々吸っている」も含めて26.9%、市の平均「合計」も20.0%で、記事とちょっと違いますが、まったく同じデータが出てきませんのですみません。
順位がわかるよう、エクセルに打って順にしました(喫煙率が低い順。「毎日吸う」と「時々吸う」の合計)。
瀬谷区については、同じ横浜市内ですが私は行ったことがない、まったく知らないところですので調べましたら、北のほうで市の西の端、大和市と、東京都町田市に隣接しているところです。
横浜市で緑が多い区の上位だそうです。
横浜市 瀬谷区ってどんなところ? =『横浜で暮らそう』2022年5月30日=
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
区役所で啓発の展示がありました ~ 横浜市中区役所 ’23年6月
“新型タバコ”=〈加熱式タバコ〉と〈電子タバコ〉=について、「正しい知識を持ちましょう」~ 自治体広報~奈良市(大和浩教授の研究を参考) ’21年2月
条例施行するも、禁煙区域にいまだ喫煙者が多数 「知らなかった」条例の強化策は? ~ 広島県福山市 ’23年4月
公園の無法喫煙、規制せず・対策をとらない自治体 JTからの寄付を受けるところも ’22年1月
これは非常に効果的な観点での取り組みですね。
人間には「内集団バイアス」という認知バイアスがあります。自治体や部署・会社どうしで比較・競争をさせられると、発奮する傾向があります。
個人どうしで「あなたは他人より遅れています。」と言われるよりも、「何々区は遅れている。」「埼玉県は千葉県より…。」「早慶戦」「地区対抗」などと冗談でも言われると、むきになって頑張る傾向があります。