“新型タバコ”=〈加熱式タバコ〉と〈電子タバコ〉=について、「正しい知識を持ちましょう」~ 自治体広報~奈良市(大和浩教授の研究を参考)

 当機構会員からの情報提供です。
 
 加熱式タバコと電子タバコ、つまり両方合わせて“新型タバコ”(この表現、あまり好まないのですが…→末尾に理由が載っている過去記事リンク)
について、良いことが書いてある自治体のサイトです。
 2018年5月更新となっています(本ニュース作成時)。そんなに前から正しい啓発をしていたのですね。

 奈良市サイト ご存知ですか?電子タバコ・加熱式タバコの健康への影響について~正しい知識を持ちましょう~

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“……紙巻きたばこに比べて有害成分が少ないと謳われていますが、発がん性物質をはじめ、多くの種類の有害成分が含まれています。
加熱式たばこを吸う人が吐き出した煙(正確にはエアロゾル)を吸わさることによって、受動喫煙は生じ……”

“もし、加熱式たばこを使用し続け、20年後に新たながんの原因になることが明らかとなったら・・・?
どの程度健康影響があるかまだ明らかでない = 安全 ではないのです”

“紙巻きたばこから加熱式たばこに変更しても、”禁煙ができた”ということにはなりません”

加熱式たばこ各社の宣伝に惑わされないでください
……とても小さい文字で”リスクがないというわけではありません”、”タバコ関連の健康リスクを軽減させる一番の方法は紙巻タバコも加熱式たばこも両方やめることです”と記載されています”

“屋内で使用しても問題ありません、ということを連想させるような写真やメッセージが使われていますが「周囲の人に影響はありません」とは書かれていません(呼出煙によって受動喫煙が生じます!)”

 「タバコ」の語句がカタカナひらがな混在になっているのがちょっと残念ですが……。(これも末尾過去コラム参照)

 しかしよく報道などで誤記、誤解されている、加熱式タバコから出る成分を「蒸気」とする表現はなく、正しく「エアロゾル」としていること、有害成分や、健康被害の問題、呼気からの受動喫煙の発生など、しっかり書かれています。
 文面から、大和浩教授の監修では? と思いましたが、やはりそうみたいです。

“(参考)http://www.tobacco-control.jp/heat_not_burn.htm<外部リンク>
「表、日本で製造タバコとして販売されている加熱式タバコ」 産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 教授 大和 浩”

 同市の禁煙・受動喫煙対策→禁煙・受動喫煙防止

 受動喫煙について

“ベランダでも換気扇下でも家族への影響があります。ベランダで喫煙しても、サッシやレールの隙間から室内に大量に煙が侵入します。
また、喫煙後、しばらくは呼気中にも有害物質が含まれますので、注意が必要です”

 

 みなさんの地区ではどうでしょうか?

 良い取り組みのところ、ダメなところをお教えいただければ、当サイトや『STOP受動喫煙 新聞』で紹介しますので。

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 加熱式タバコ・電子タバコ…“新型タバコ”とは?(=電気式・非加熱式のタバコについて) ’18年6月

 「タバコ」「たばこ」「煙草」「莨」…どれが正しい? 使い分けは? ’18年9月

 加熱式タバコでも“化学物質過敏症”になります ’19年6月

 禁煙店で「加熱式タバコ」を吸う客はもちろん退店を ’19年5月

 加熱式タバコでも受動喫煙・悪臭はヒンシュクを買っています ’20年5月

 加熱式タバコは紙巻きタバコと変わらない ’21年1月

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