禁煙化で成功した居酒屋チェーン「串カツ田中」その後 ~”子どもを大事にしたい”

 居酒屋チェーンでは初の全国的な一斉禁煙化を実施した「串カツ田中」の偉業と、その後の好調な業績などの報道は、当サイトでもたびたび取り上げてきましたが、→主な記事は末尾にリンク
ひさしぶりに報道がありましたので紹介します。

 「子どものお客さんを大事にしたい」 串カツ田中の全面禁煙は成功したのか?
  =『DANRO』2019.12.31=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“こうした喫煙ルールの厳格化に先駆け、関東地方を中心に約270店舗を展開する外食チェーン店「串カツ田中」では、18年6月からほぼ全店で全面禁煙を実施しています。取り組みはうまくいっているのでしょうか。串カツ田中ホールディングスの坂本壽男・取締役戦略部長に話を聞きました”

“――社内で反対意見もあったのではないでしょうか?

坂本:ありました。お酒とタバコは相性が良いですし、居酒屋のお客さんのうち約3割は喫煙者。タバコを吸う3割のお客さんは、足が遠のくだろうと予想しました。

最初は時間を区切って夜遅い時間は吸えるようにしようとか、郊外や地方など喫煙者が多いエリアでは喫煙OKにするなどの案もありましたが、社長の貫啓二が「それだと潔くないよね。やるなら0か100でやろう」と言い、全面禁煙に踏み切りました。

――貫社長はタバコを吸っていますか?

坂本:吸っていません。でも、決してタバコが嫌いだからという訳ではなく、経営戦略として禁煙を決めました。”

“坂本:やるなら早く始めてみたかったんです。日本の喫煙率はどんどん下がっているし、海外では飲食店の店内でタバコを吸えない店も多い。日本も同じ流れなので、全面禁煙をやるなら居酒屋で一番最初にやろう、ファーストペンギン(=リスクを恐れず最初にチャレンジする人)になろうと思いました。結果的に、ベストのタイミングだったと思っています。”

“――当初は売り上げを伸ばしていましたが、現在は既存店売上高が9カ月連続前年割れという厳しい数字が出ています。どう捉えていますか?

坂本:売り上げが落ちることは、ある程度想定していました。ファミリー層の飲み物はソフトドリンクが中心になるので、客単価も禁煙前の2400円から2200円台に下がっています。

今は苦しい時ではありますが、4月からはすべての居酒屋チェーン店で分煙が義務付けられ、紙タバコは喫煙ルームで吸うことになります。そうすればほとんど同じ土俵なので、弊社には追い風になると思います。

――売上高が落ちても、全面禁煙にして良かったとお考えでしょうか?

坂本:長い目で見ているので、やって良かったと思います。子供やファミリー層を大事にするという目的は果たせました。”

“坂本:「居酒屋だけど空気がきれいで、料理がおいしく食べられる」など、好意的な声が多いです。若い人は喫煙者が少ないので、アルバイトなどのスタッフも集めやすくなったと感じています。タバコを吸わない人にとって、煙だらけの空間で働くのは辛いでしょうからね。”

“――「居酒屋に子供を連れてくるな」という人もいますが、どう思いますか?

坂本:お父さんお母さんには、節度を持って飲んでもらえたらと思います。私も子供の頃に焼き鳥屋さんなどに連れていかれましたが、大人たちがくつろいでいる姿を見るのは、楽しいものでもありました。”


[当サイト関連既報](一部です。他の記事もぜひ検索窓でひいてみてください)
 千葉の会の報告② 禁煙化した「串カツ田中」へ視察・応援に行きました。 ’18年7月
 「外食業界 一気に完全禁煙化」なるか? 「串カツ田中」成功、評価の報道 ’18年9月
 女性客増!名古屋でも大手居酒屋が完全禁煙化で成功 ’18年10月
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 ①串カツ田中が「禁煙効果」売上増・決算好調に! 喫煙客へのサービスも? / ②“分煙の装置”による「扉のない喫煙室」とは? ’19年7月

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