喫煙者は保険が高くなります ~ 「非喫煙者」割引プラン ~ ただし、非喫煙者でも、受動喫煙で「喫煙者」と判定されますよ

 3年前の報道ですが、非喫煙者が安くなるという生命保険が増え始めたころの記事です。
 能動喫煙の話、ですが、じつは受動喫煙にも関係があることを後で書きますので、まずお読みください。

 非喫煙なら保険料割引 BMIや血圧不問で3割安も 唾液を採取、過去の喫煙歴を検査
  =『日本経済新聞』2017年12月9日5:40=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“吸わない人のほうが保険料が安くなる保険商品が増えています。喫煙は……重大な病気にかかるリスクを高めるとされ、保険料にも差をつけています。政府が飲食店での受動喫煙対策に乗り出すなど、たばこの有害性の認識が広まっており、こうした商品が注目されています”

1998年、第百生命保険(現マニュライフ生命保険)が国内で初めて提供しました。現在では多くの保険会社が非喫煙者向けに割引を採用しています”

“ 健康な人はそうでない人に比べて、死亡したり病気になったりするリスクが低く、同じ保険料では不公平という考え方に基づきます”

“ 喫煙の有無は1年(一部では2年)以内にたばこを吸ったかどうかを申告する「告知書」と、検査で確認します。……口の中の粘膜を綿棒でこすり、唾液を採取。試験管に入れて検査します”

“ コチニンは1年ほど残留するため、過去の喫煙歴もわかります”

非喫煙者でも受動喫煙があると……

 2014年に、記事に出てくる生保会社の、社員二人が、東京の団体による月例会「無煙社会をめざす会」定例会(末尾注)によく来ていました。私も同社に取材し、話をうかがったのですが、なんと、その非喫煙者割引を希望した女性が、検査の結果「喫煙者」と判断されてしまい、しかし本人は「絶対に吸っていない」と主張するので、よくよく聞いてみたところ、夫が家庭内で喫煙していた、ということだったそうです
 結局、その人は非喫煙者向けのプランには入れなかったそうです。
 記事にはそのことと思われる記述もあります。続きを見てみましょう。

“非喫煙と告知したのに検査で喫煙反応が出る人もまれにいるそうです。事情を聞くと、家族がヘビースモーカーで受動喫煙による反応と思われるケースもあるといいます”

“加熱式たばこも、ニコチンを含むため「喫煙者」となります”

 最後の引用に注目。
 加熱式タバコも、「タバコ」です(法律=「たばこ事業法」=では「製造たばこ」と分類)。加熱式タバコを甘く見ている人がまだ多く、改正健康増進法や各条例も業界の圧力に迎合し、その風潮を助長していますが、加熱式タバコが出始めたころからのこの生保の判断は正しいものです。

 もちろん、加熱式タバコからの受動喫煙があれば、検査で「喫煙者」となってしまう可能性があります。


 写真はマニュライフ生保本社社内の喫煙室(2014年10月)
 禁煙を促しながらの喫煙所…? 

 なお前述の社員らは、当時は熱心に活動に参加し、彼らの部署が主催して講師を呼んでのイベントもしていたほどでしたが、やがて姿を見せなくなり、連絡も途絶えたので、何度かメールしてみると、二人とも別の保険会社に転職したようです。
 写真の喫煙室は、まだあるのでしょうかね。

 :「無煙社会をめざす会」自体は現在休会中ですが、某弁護士が主催を引き継ぎ、リモートでほぼ毎月開催しています。
 ※リモート会合では妨害者の参加を防ぐため、一般募集はしておらず、新規参加は常連参加者の紹介制となっています。なお当機構の会員=『STOP受動喫煙新聞』定期購読者=は住所など素性を明らかにしているので、希望者には紹介しています。
 良い情報・意見交換、被害者には解決への道となるものなので、参加をお奨めします。希望される方は当機構までご一報ください。

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 喫煙者52人で非喫煙者が1人死んでいます ’20年3月

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 自宅での受動喫煙 その1 – 家族による喫煙 ’18年4月

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