タバコ煙にやられた体内を描いた漫画・アニメ
人体の内部を、工場のような場所に見立てて、免疫細胞を人に例えた連載漫画がアニメになったという記事です。
元喫煙者という記者が、作品で描かれた、タバコ煙に冒された体内の様子について、言及しています。
(能動喫煙者の視座で書かれていますが、タバコ煙は受動喫煙でも同じだと思ってお読みください。)
がんばれ赤血球! BLACKな職場(体内)でサバイバルする意味と意義を求めて――TVアニメ『はたらく細胞BLACK』を考察する①
=『アニメダ・ヴィンチ』2021/1/10=
以下抜粋、「……」は文省略箇所。
“この「ブラックな職場」はどうして生まれてしまったのか――それはこの身体の持ち主が「タバコを吸った」ことが要因のひとつとされている……タバコを吸ったことで、一酸化炭素が血管に流入し、ニコチンによって脳内が覚醒。混乱状態になったことが、この現場(体内)の異常な状態を招いたのである。『はたらく細胞BLACK』では、わかりやすくその肉体的な変化を描いている”
“90年代末ぐらいからタバコの有害性が大きく問題視されるようになった。 80年代の日本人男性の喫煙率は50%を超えていたが、2010年代には30%代にまで激減していったという。 僕もまたその世の中の流れに流されるように、タバコを吸わなくなった”
“ もし僕がいま、久しぶりにタバコを吸ったら、体内では第1話の赤血球のようなブラックな職場(体内)が生まれるのだろう。コレステロールが溜まった血管に、一酸化炭素が送り込まれ、赤血球たちが何人も動けなくなってしまうのだろう”
末尾の「喫煙者の居場所がもう少しだけ広がると、きっと世界はより豊かに、楽しくなるような気がする」のくだりは、蛇足ですが。
千葉の団体「スモークフリーキッズ」主催ポスター展作品より(既出)
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
受動喫煙にあったときの身体内部(肺)の状態がよくわかるシミュレーション機材「スモーキング モンスター」 ’18年10月
受動喫煙撲滅の公開マンガがあります~漫画家一星氏 ’21年1月
映画の紹介~タバコの問題を描いた実話など ’20年10月
約100年前(大正時代)から受動喫煙の健康被害は指摘されていた! 「視力障碍」を起こすとも?! ’19年3月