「喫煙運転手お断り」~ がん研有明病院・国際自動車
タバコを吸う運転手の車は、乗り場に入ってはいけない、というルールです。
今までなかった、画期的なことですが、場所が場所、重病の人にタバコ臭・三次喫煙を吸わせては大問題ですから、当然のことですね。
以下、囲みは上の記事の抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
がん研有明病院、「非喫煙ドライバーのみ入構可能なタクシー専用乗り場」を日本初開設
=『Car Watch』2021年1月25日12:28=
“がん研究会有明病院において、日本初となる「非喫煙ドライバーのみ入構可能なタクシー専用乗り場」……を開設した”
“開設当初は非喫煙ドライバーおよび、車外にて喫煙後1時間経過したドライバーのみが入構できることをルールとして定めて、3か月後に完全に非喫煙ドライバーのみが入構できる乗り場運用に切り替え”
“がん研有明病院では……「就業時間内の喫煙率0%」の目標を掲げ……国際自動車においても、健康経営を掲げ、産業別でも高いタクシードライバーの喫煙率の低減に向け積極的な取り組みを行なってきた”
“開設に至った経緯は、がん研有明病院でタクシーに乗車する患者から、車内のたばこ臭や受動喫煙を懸念する声が多く寄せられており、患者に安心で安全なタクシーに乗車してもらうことが病院の大きな課題であったといい、一方で……国際自動車のSDGsの取り組みが一致したことによる”
「喫煙ドライバーは不可」タクシー乗り場 がん研有明病院で日本初の試み
=『Response(レスポンス)』2021年1月25日(月)15時00分=
“がん克服を目指す専門機関の責務として、「就業時間内の喫煙率0%」の目標を掲げ……しかし同院には、タクシーを利用する患者から、車内のたばこ臭や受動喫煙を懸念する声が多く寄せられており、患者に安心で安全なタクシーに乗車してもらうことが課題となっていた”
画像は当機構会員提供、タクシー乗り場の掲示・病院の全景(左奥がタクシー乗り場)・病院前の路面掲示とのこと。(画像をクリックすると拡大します)
以下は、まだ喫煙可能タクシーがあった時代(禁煙タクシーが主流になっていたが)の、病院の乗り場の掲示(既出)
悪臭タクシーは断固〈乗車拒否〉! 臭かったらすぐ停めさせキャンセルを
病院でなくても、タクシーに乗って、運転手のヤニ臭さで体調の悪い人が悪化した話、健康な人でも気分が悪かったという話は、本当によく聞いています。
まずは全病院の喫煙運転手の出入り禁止、そして(並行して)タクシー・バス会社は、喫煙者を雇わないようにするべきです。
☆乗車して、タバコ臭かったら、すぐにキャンセルしましょう。「メーターをすでに押したから、社への納金義務がある」などと言われても、接客業であり、禁煙車両なのにタバコ臭いことが表示違反です。
なお、「前の客に吸われてしまった」という場合も、同様です。車内をきれいにしてから再営業するのが義務ですので。
また、タクシーセンター、タクシー会社などに苦情を言いましょう。
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