新たに「受動喫煙防止条例」が施行されました ~ 福島県

 福島県でも「受動喫煙防止条例」が施行されたとの、地元紙の「論説」がありました。
 議会が1年かけて作ったとのこと。記者がこの条例の意義について、鋭く主張しています。

 【受動喫煙防止条例】健康への意識高めよう(4月1日)
  =『福島民放』2021/04/01 09:09=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“「ふくしま受動喫煙防止条例」が一日、施行された……同様の条例は一月末現在、都道府県別では全国で十一の自治体が設けている”

“福島県は過料を科さない努力目標になった”

“昨年十月、条例制定に向けた検討会を発足……医療関係者や製造販売業者らから、たばこを消した後に残る化学物質を第三者が吸い込む三次喫煙や罰則の在り方などを含めて意見を聞いた。昨年末から一カ月間行ったパブリックコメント(意見公募)には、賛否合わせて三百四件の声が寄せられた”

“条例は「子どもや妊婦等」の記述を随所に盛り込み、特段の気配りをするよう求めているのが特徴”

“「学校などに喫煙所を置かない」「家庭で吸わない」などとした。他にも「臭気や残留物に関して配慮に努める」と明記し、喫煙者にモラルやマナーの徹底を訴えている”

 残念ながら罰則がないため、強制的に徹底させることができないのですが、もちろん無かったときよりはずっと良くなるはずです。
 記者は、記事の途中と末尾で、結論と言える主張を力説しています。

“条例に強制力はなく、今後は十分な広報と周知徹底が求められる。決して努力目標に終わらせてはならない

“将来を担う子どもたちの健康を守るためにも、日常生活に直結する条例が持つ意義は大きい。(小林和仁)”

 福島県の公式サイト「ふくしま受動喫煙防止条例について

 

 

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 福島で2000円罰則つき路上喫煙禁止がスタート ’21年3月

 喫煙率が高い地域でも禁煙化が進んでいます ’20年11月

 “小さな街でも条例は効果的” 入院数減少・罰則なしでも有効 ’20年6月

 山形県「受動喫煙防止条例」成立、もう施行 ’18年12月

 論説:法・条例による禁煙化で「大きな前進」/テレビ喫煙シーンの断固追放を ’19年8月

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