被災地でタバコ被害を助長?! JTと御用“文化人” / 被災現場でタバコは危険
今日は、阪神・淡路大震災があった日です。
私(『STOP受動喫煙 新聞』編集局長)は当時、大阪にいましたので、早朝の恐ろしい揺れ、その後の火災などの陰鬱になる報道の数々、兵庫の仲間たちの悲惨な状況は、いまも脳裏に焼き付いて離れません。
ふと、被災地での受動喫煙はどうだったかと思い、検索したところ、ある活動団体のサイトの、東日本震災のときの記事がありました。
【東日本大震災】野口健氏が被災地に届ける寝袋とタバコ
=『子どもの防煙研究会』2011年03月30日(Wed) 04:34=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“阪神淡路大震災の時は、JTは被災地に「無料タバコ」を配った、ということが報じられています”
“2005年に発効した「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)」では……「2 締約国は、公衆、特に未成年者へのタバコ製品の無償の配布を禁止し又はその禁止を促進する。」とされました”
“さすがに今回は、……「無料タバコ」配布にまでては回らないか、と思っていたところ、JT御用「文化人」、野口氏を使って、側面攻撃をしかけてきました”
“まさに、「震災で救われた命を奪わないで」です”
食べものもとどこおり、インスタントや添加物など食べられないアレルギー・化学物質症の人など本当に食べられるものがなくて困っているようなところで、生きていくにはなんの必要もないタバコなんかを自由にさせ、受動喫煙を増加させているとは。
それで苦しんだ、病気が出た、死期が早まった人も、いるでしょう。
タバコ配布など善行ではなく、非人道的、反社会行為です。(非常時だからと、決して吸わず、卒煙に成功した、人間的な喫煙者もがいたであろう、とねがうものです)
また、こんな報道もありました。
「阪神大震災経験者」ツイッターで呼びかけ 「地震後のタバコには要注意!」
=『J-CASTニュース』2011年03月11日19時10分=
“ガス管が割れている可能性があるので、外でタバコに火を付けると爆発する可能性があるとし、「実際、西宮市でも地震後にタバコに火をつけて亡くなった方が何人かいました。くれぐれも外でタバコに火をつける際は細心の注意を!」と注意を喚起している”
ようするに、緊急時にタバコなんか、迷惑、害でしかないのです。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
タバコアレルギーとは? 「受動喫煙症」との関連は? ’18年12月
各地の自治体(県や市)が「JTから多額の寄付」を受けています=国際条約違反=日本禁煙学会・『赤旗』紙が追及 ’20年8月 ※『STOP受動喫煙 新聞』第32号にも掲載。
法律を堂々と破る市役所=JT寄贈で喫煙所を設置し直した滋賀県草津市 ’21年5月
タバコ会社が喫煙所を寄付! 「煙ない社会を」? 知事が感謝状…?! ’20年10月
“JT出資の喫煙所は「必要」” と市長が言明 ~ 宮城県 仙台市 ’21年3月
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