“ポイ捨て”1000円の罰則、範囲拡大を検討=広島県広島市

 広島市のポイ捨て撲滅への取り組みです。
 罰則を一部に適用していたものを、範囲を広げるとのこと。

 たばこぽい捨て、過料エリアの拡大検討 広島市が実態調査
  =『中國新聞デジタル』2022/5/21=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ 広島市は2022年度……ぽい捨てをした人に千円の過料を科すエリアの拡大を検討する。現在は中心市街地やJR広島駅(南区)周辺にエリアを限っているが……苦情が多い他の駅などで実態を調査……拡大は23年度以降で、地元の住民団体の意見も踏まえて決める”

“ 調査は、乗降客数の多いJRの……6駅と、アストラムラインの……4駅、路面電車とフェリーをつなぐ広島港(南区)の計11カ所で行う予定。業者に委託し6、7月の平日と休日、路上などに捨てられた吸い殻の量と路上喫煙の人数を調べる”

“ 市は03年10月にぽい捨て等防止条例を施行……市中心部の約3・1平方キロを美化推進区域・喫煙制限区域に指定。市が設置する喫煙ブース以外での喫煙や吸い殻を捨てることを禁じ、市職員たちが務めるぽい捨て防止指導員が違反者から過料千円を徴収している。21年度の徴収は188件

“屋外での喫煙マナーに関する市民の苦情は絶えない。苦情は20年度に113件、21年度には86件。20年4月の健康増進法改正で……市民の健康意識の高まりも背景にあるとみられる”

“22年度中にマナー違反が多い場所の町内会や商店街と、区域の在り方などについて協議……市業務第1課……「区域拡大は違反を防ぐ効果が期待できるが、対象区域をしっかりと周知する必要がある。拡大ありきでなく、どうすれば快適な環境となるかを地域と考えたい」”

 しかし考えてみれば、“罰則のないところは、ポイ捨てOK”ととられないでしょうか。
 全国(全世界)どこでも、ポイ捨ては不法投棄の問題のはず。指導員の人件費の範囲外は、市民のボランティアを募ってもいいかもと思います。
 もちろん、路上喫煙こそ禁止にすべき。“喫煙マナーに関する苦情は絶えない”とは、ポイ捨てよりも路上喫煙でしょう。
 「どうすれば快適な環境となるか」、答えはおのずと出るはずです。
 

 
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 ポイ捨て犯の検挙、ボランティアの執念の記録・張り込みで ’22年5月

 横浜市は「喫煙禁止条例」で、罰則金を徴収しています ’18年7月

 大阪で「路上喫煙 全面禁止」の条例が成立 ’19年1月

 路上での受動喫煙・ポイ捨てへの“怒り”を漫画で啓発 ’19年10月

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