世界初の実証・妊婦の加熱式タバコで、生まれた子どもが……! ~ 産業医科大学

 大和浩教授の大学が、世界初の実証を発表しました。(大和教授のメルマガ配信で知りました)
 加熱式タバコ研究の第一人者である田淵医師の研究にもとづくそうです。

 以下は大学によるマスコミ向け広報=プレスリリースです。

 プレスリリース 妊娠中の加熱式タバコ喫煙と子どものアレルギー発症リスクの関連性が世界で初めて明らかに
  =産業医科大学 公式サイト「ニュース」2022年10月13日=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ 本学の研究者により、妊娠中に母親が加熱式タバコを喫煙することで、子どものアレルギーのリスクが上昇する可能性が初めて明らかになりました”

“産業医科大学高年齢労働者産業保健研究センターの財津將嘉教授は、大阪国際がんセンターがん対策センターの田淵貴大部長補佐らとともに……産婦と子どものペア5688組のデータを用いて、妊娠中の母親の加熱式タバコの喫煙と生まれてきた子どものアレルギー発症リスクの関連を求めました”

“【判明した事実】

① ……アレルギー発症率は平均値の約2倍の上昇を示しました。

② 加熱式タバコを一度も喫煙したことがない母親から生まれた子どもに対して、妊娠中に加熱式タバコを喫煙した母親から生まれた子どものアレルギー発症は用量依存的に上昇し、加熱式タバコの喫煙量が1日1本増えると、アレルギー発症率が5%上昇しました。

③ アレルギー発症リスクは、妊娠初期に加熱式タバコを喫煙した場合が一番高く、加熱式タバコを禁煙すればリスクが半減しました。 ”

 これがNHKネットで報道されました。 

 妊婦の加熱式たばこで子どものアレルギー発症率上昇 産業医大
  =『NHK NEWS WEB(福岡 NEWS WEB)』10月26日 11時05分= ※元の記事が非公開となったため、別の引用サイトのリンクに差し替えました。

“産業医科大学は、妊娠中の女性が加熱式たばこを吸うと生まれた子どものアレルギーの発症率が上昇したとする研究結果を発表……財津將嘉教授のグループで母と子、5688組のデータを分析……このうち、妊娠中に加熱式たばこを吸っていた母親は138人で、生まれた子どものアレルギー発症率は15.2%……これは一度も加熱式たばこを吸ったことがない母親から生まれた子どもの発症率のおよそ2倍

“教授は、「加熱式たばこの赤ちゃんへの影響はこれまでエビデンスがなかったが、アレルギー発症リスクとの関連性が明らかになった。ファッション感覚で吸う人もいると思うが、妊娠中の喫煙は避けて欲しい」”

“教授のグループでは、1日の喫煙量が1本増えるごとにアレルギーの発症率がおよそ5%上昇することも突き止めました”

“妊娠中の加熱式たばこの喫煙と子どものアレルギー発症リスクの関連性を明らにした研究は初めてだということです”

ポスター 子ども 母親 「スモークフリーキッズ」(君津市) 女性 ポスター 子ども

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 「受動喫煙」妊婦・胎児への影響 加熱式タバコも「ニコチンはしっかり」 ’21年10月

 喫煙女性の3割は妊娠してもタバコやめません・・・夫は大半が禁煙せず ’22年1月

 “子ども受動喫煙”の撲滅をすすめる保健指導パンフ『子どもにたばこを吸わせないで! STOP!受動喫煙』 ’19年12月

 加熱式タバコの「大誤解」を暴く 周囲への受動喫煙、健康被害は紙巻タバコ同様に  ’22年10月

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