「車の灰皿」「ライター」はもう15年前(2008年頃)から付いていません
けっこう前からなくなっていたのですね。
これにより、吸おうとする気持ちが減ったり、車内は禁煙という意識が増えたりしたら、同乗者の被害、三次喫煙も少しは減ったかもしれません。
なぜ「車載灰皿」消えた? 「昔は定番だったのに…」 同時に「シガーソケット」と言わなくなった理由とは
=『くるまのニュース』2023.04.17=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“昔のクルマには「灰皿」や「シガーソケット」が標準装備されていました。しかし、最近では「灰皿」は装備されなくなり、「シガーソケット」は名称が変化しています”
“国内メーカーの広報担当者……
「2008年頃を最後に、純正装着の灰皿はなくなりました。健康志向の高まりから喫煙者が減少し、灰皿よりも携帯電話などに適した収納が要望されるようになった時代背景もあり、純正装着の灰皿は廃止となりました」”
この自動車のサイトは前から受動喫煙・タバコ問題をよくとりあげていますが、今回も社会背景まで言及しています。
“ タバコが「身体に悪影響を及ぼす」として広まったのは、英国王立内科学会と米国公衆衛生総監諮問委員会が1962年と1964年に「喫煙と健康」という報告書を発表したことがきっかけ”
“ 日本では1987年に厚生労働省が「喫煙と健康問題に関する報告書(たばこ白書)」を発表……1996年には「公共の場所における分煙のあり方検討会報告書」として、現在おこなわれているような分煙への取り組み方を発表”
“ さらに日本は2004年にWHO(世界保健機構)が2003年に発令した「たばこ規制枠組条約」へ同意したことなども影響し、喫煙者数が減少する要因となりました”
“ こうした車内での喫煙ニーズの減少も重なり、純正装着の必要性もなくなってきたので、現在では一部の車両のみ、ディーラーオプションで設定されている状態”
車のライターも。あれは子どものころ、どんな仕組みになっているのかな? と、大人が火を着けるたび興味津々でしたが……?
“タバコに火をつけるために用いる「シガーライター」も最近ではあまり見かける機会はなくなりました……国産新車系の販売店担当者……
「現在ではタバコの絵柄が描かれたいわゆるタバコの火をつけるための『電熱線部分』は残っていません。
しかしソケット自体は残っており、現在は『アクセサリーソケット』として車載電源として残っています」”“「アクセサリーソケット」は、最近定番装備となっている市販のドライブレコーダーなどの電源となっていることも多く、タバコに火をつけるという役目からクルマの安全を守るというように役目に変わったと言えます”
いいオチですね。
喫煙率は大人の2割程度、その割合のためにタバコの装備をするのは無駄、ということですね。
ではその理屈から言って、未成年も通る場所の喫煙所こそ、なくすべきと思います。
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