喫煙中古車は高く売れません…加熱式タバコも「独特のニオイ」
車の中で喫煙すると、中古車として売るさいに額が下がるという記事を以前に紹介しましたが、
→“喫煙車”は、下取り査定額がガクンと下がります ’21年4月
同じテーマの記事がまた出ました。
こちらは具体的に、査定の細則を示して、減額の予想を述べています。
また、加熱式タバコについても言及しています。
電子タバコはOK?喫煙車は禁煙車より査定が下がる?煙草のニオイと査定額の話
=『MOBY(モビー)』2022年02月11日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“タバコは車内にニオイが付きやすく、査定時にマイナスに作用してしまうことがあります”
“大手中古車販売店のスタッフによると、「……喫煙によるニオイが強かったり、天井が黄ばんでいたりする場合はマイナス評価となる可能性が高いです……」”
“査定時に喫煙車が禁煙車よりも不利になりやすいことは間違いないでしょう。ましてや最近では禁煙ブームも相まって、”タバコのニオイ”は嫌われる傾向にあります”
“1点で約1,000円の減額対象になる……『中古自動車査定基準及び細則』によると、異臭(タバコ、ペット、芳香剤など)があるものは40点の減点。タバコのニオイが強く残っている場合は約40,000円の減額となる可能性が”
“車内全体にニオイがついてしまうのはもちろんですが、車内での喫煙頻度によっては、ヤニが天井に付着し真っ黄色になってしまうことも”
“そして、……運転席側のAピラーの焦げ跡……タバコを落としてしまった際にもシートやマットを焦がしてしまうことがありますが、これらも査定時にはマイナス評価になることが考えられます”
“「IQOS」や「glo」などを吸っている場合も査定額に影響を与えるのでしょうか?……「……紙タバコと比べてニオイの影響は少ないため、しっかりと消臭されていれば査定額への影響は少なくなります。ただし、独特のニオイはありますので『電子タバコだから大丈夫』とは思わないほうがよいでしょう……」”
“喫煙車と禁煙車を比較した場合、少なからず査定額に違いが出ます”
「電子タバコ」と書いていますが、『「IQOS」や「glo」など』は、現在の業界の分類では、「加熱式タバコ」です。ややこしいですね。(区別がよくわからない方は末尾の過去記事をご参照)
また、2017年の、当時のレンタカーの禁煙車、および同様に中古車の査定についての記事もありました。改正法施行などでの禁煙化の流れより前から問題視されていたようです
「喫煙車」は価値下がる? クルマへの影響とは
=『乗りものニュース』2017.04.23=
“タバコに限らずニオイは全般的に、問い合わせ事項として多いかもしれません。ワンオーナー車であれば「前のオーナーはたばこを吸っていましたか?」と聞かれた際に、前オーナーからの聞き取り結果を参考としてお伝えすることはできます”
“――車内での喫煙による汚れなどは、下取り査定に影響しますか?
……協会としては査定に一応の目安を設けています。車内にタバコなどの異臭がある場合は40点、天井や内張りなどにヤニが著しく付着していれば60点減点です。点数に対する価値基準も販売店ごとに異なりますが、1点1000円とすると、60点ならば6万円の減額になります。――それは、喫煙に対する昨今の風潮から設けられたものでしょうか?
いえ、この基準は昔から存在します。喫煙する方が減り、昔は当たり前にあった灰皿がクルマからなくなっているので、最近の傾向と思われているのかもしれません”
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
加熱式タバコ・電子タバコ…“新型タバコ”とは?(=電気式・火を使わないタバコについて) ’18年6月
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