“行き場失い”? 堂々と違反する喫煙者たち/〈感染と喫煙所〉問題その19

 感染問題で閉鎖された喫煙所について、受動喫煙・タバコ問題を比較的よく扱う『日経』で、夕刊で大きく特集されました。
 そのネット記事を紹介します。

 行き場失う愛煙家 「3密」回避で喫煙所閉鎖
  =『日本経済新聞』2020/5/23 10:25=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“新型コロナウイルスの影響で、街中の喫煙所の閉鎖が進んでいる……ただ、結果として閉鎖を免れた喫煙所に愛煙家が集中し、あふれて敷地外で喫煙する姿も散見される。思わぬ場で受動喫煙を生みかねず……”

“管理者がメガホンで喫煙所外で吸わないように呼び掛けたが、ほとんどに無視された

“「ダメなのはわかっているけど、ここにしか居場所がない」”

“感染防止策として、政府は3密の空間を避けるように呼びかけている。「喫煙所や喫煙室は典型的な例だ」。高崎健康福祉大の東福寺幾夫教授はそう指摘する。
日本禁煙学会(東京・新宿)は3月、感染者との濃厚接触の場になる恐れがあるとして喫煙所と喫煙室の閉鎖を提言した”

“非喫煙者は受動喫煙が広がらないか懸念する。……「決まった場所で吸ってくれた方が小さな子どもを持つ親としては安心”

“分煙社会の実現を目指す「喫煙文化研究会」の山森貴司事務局長……「密にならないよう順番に喫煙所を使ったり、自宅で吸ったりと、受動喫煙防止のルールを守ることを心がけてほしい」”

“東福寺教授は「マスクを外して手でたばこを触って吸うことから、新型コロナが経口感染するリスクも高い」と説明”

 閉鎖喫煙所の外で喫煙する違反者の報道は、当サイトでも何度も取り上げましたが、末尾にいままでの主な関連記事リンク
 管理者に注意されても違反をやめないとは、犯罪行為ではないですか。管理者は、警察に通報して取り締まらせる、また損害賠償を請求してもよいのではないでしょうか。

   
 初めの写真のみ「NPO法人ストップ・スモーキング」ツイッター’18年11月23日より、他は筆者撮影(いずれも数年前の撮影です)

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 違反喫煙は警察に通報、注意してもらいましょう・・・閉鎖した喫煙場所での違反者・続報~「感染と喫煙」問題その12 ’20年5月7日

 後を絶たない「禁止した喫煙所での違反喫煙」~“新型コロナ”「喫煙所・喫煙者」問題その11 ’20年5月4日

 閉鎖した喫煙所のそばでの違反者=横浜市から回答がありました( 「感染と喫煙所」問題その18) ’20年5月27日

 受動喫煙や迷惑が発生しようとかまわない人の心理 ~ “開き直り喫煙者” ’20年4月

 「路上喫煙で発作」被害を訴えるマンガが話題に ’19年7月

 路上での受動喫煙・ポイ捨てへの“怒り”を漫画で啓発 ’19年10月

 バス停の喫煙男に注意した女子大生の実話マンガ「まさかの反応に啞然」 ’20年3月

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