上司のスメハラ・タバコ臭さに悩んでいます~社会学者の回答
人からのニオイ・悪臭については、上司どころか、親友でも部下でも言いにくいものです。
相談形式での、社会学者の回答の記事がありました。
地獄の“スメハラ”から逃れる方法って??【古市憲寿さんが回答】
=『with online』08.Aug.2018=
以下、受動喫煙に関する箇所の抜粋、「…」は文省略・太字化は引用者、改行箇所は一行にそろえたところもあります。
“上司は42歳の男性。タバコ臭い息や、汗と加齢臭がブレンドされた体臭が最悪で……。スメルハラスメントとして糾弾するべきでしょうか?(銀行事務・Tさん・27歳)”
“Tさん(以下・T) そうなんです!とにかく話が長いので、息を止めてやり過ごすわけにもいかず……。
古 …閉ざされた空間では他人の迷惑にならないように振る舞うことが求められるけど、ニオイは人によって感じ方が違うから明確なルールを作るのが難しい。セクハラやパワハラと違って、スメハラは法律問題にするのも難しいね。タバコや工場の煙と違ってそれで健康を害するとも主張できないし、真正面から糾弾するのは難しいと思う”
“T …ストレートに伝えたら反発されそうだし。耐えるしかないのでしょうか?
古 いや、Tさんがそれほど悩んでいるということは、その上司は他の部下や家族からも嫌悪感を抱かれている可能性が高い。そうやって彼がニオイのせいで不利益を被っているのであれば、さりげなく改善を促してあげるのが〝優しさ〞じゃないかな。匿名でマウスウォッシュと制汗スプレーをプレゼントしてみたら?…”
“古 gmailとかで新しいメールアドレスを作って、そこから「あなたのニオイに困っています。対策をお願いします」と匿名で伝えるのもひとつの手段だね”
“T わかりました。職場に快適な空気を取り戻すために、私が〝暗躍〞したいと思います! ”
同様の被害者の皆さん、この情報、役に立ちますでしょうか?
なお、「タバコや工場の煙と違ってそれで健康を害するとも」と言っていますが、相談者はタバコ臭さも訴えています。回答者は、直接の煙、二次喫煙だけを言っているのでしょうが、呼気や体に染みついた煙臭・三次喫煙も健康被害があります。
受動喫煙症やアレルギーなどの診断書も取って、
「アレルギー・受動喫煙症を発症するので、医者に止められていますので」
という訴えも添えてはいかがでしょうか。
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