コンビニ店頭の受動喫煙撲滅へ、自治体が 各店へ要請!~ 岐阜県多治見市
都会ではどんどん減ってきてはいますが、全国的にはまだまだあるらしい、本当に迷惑な、コンビニ店頭の灰皿。
ほとんどが出入口付近にあり、囲いもないので、ふつうの店の利用客には受動喫煙が必至、無関係な通行人にも被害は及んでいます。また、店内に煙が入って従業員の健康被害もあります。(清掃時の三次喫煙も)
そんな被害を撲滅するために、自治体が動きました。全国に広げましょう。
灰皿「コンビニ入り口から遠ざけて」多治見市が要請へ
=『岐阜新聞WEB』2020年10月24日09:34= ※元の記事が非公開となったため、別の引用サイトをリンクさせています。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“岐阜県多治見市は23日、市内の全コンビニに対して灰皿の出入り口付近からの移動を要請する、と発表……各コンビニに直接出向いて協力を呼び掛ける。……東海4県では初めての取り組み”
“施行された「多治見市望まないタバコの被害から市民を守る条例」は……環境整備を……事業者らの努力義務と定めている”
“10月末までに灰皿を設置している市内のコンビニ37店舗を回り、出入り口付近からできる限り離れた場所に灰皿を移動するよう経営者らに協力を求める。加えて、灰皿撤去の検討も促す”
“条例には罰則規定がないことなどから、実効性について市議会から疑問の声が上がっていた。……市長は「血の通った条例とするために行動を起こしていく」と話した”
同市のサイト「タバコ・受動喫煙」 「喫煙対策」
飲食店禁煙化への取り組みも以前から行なっているようです。 ※絵画像は本記事公開当時のもの。
「飲食店・事業所等へ禁煙標識(ステッカー)を配布中」
お問い合わせ 保健センター健康づくりグループ
電話:0572-23-5960(直通)または0572-22-1111(代表)ファクス:0572-25-8866
メール:hosen@city.tajimi.lg.jp
ポスター・標語も募集しています。’21年1月15日まで。(ざんねんながら応募は市民限定ですが)
「受動喫煙防止ポスター・標語コンクールの作品を募集します!」
募集チラシ(子供向け・大人向け)の裏面に、わかりやすい、いいことが書いてあります。(画像はクリックすると拡大します。上記のサイトからダウンロードしたものです)
【追記 ’20年11月19日】
全国紙で続報がありました。
コンビニの灰皿、出入り口から遠くに…市が全店舗を訪問して依頼
=『読売新聞』2020/11/18 12:37=
“コンビニ店では、入り口付近に灰皿を置くケースが多いとして、受動喫煙の防止を強化しようと、保健師が健康リスクの啓発も兼ねて巡回した”
“ 巡回先は、既に灰皿を置いていない2店を除く市内37店舗。保健師2人3班編成で、条例の趣旨を書いたチラシを持って依頼、10月末までに全店舗を訪れた”
ただし、化学物質症の人は、同市には要注意?!
禁煙運動の仲間で“香害”問題にもかかわっている人から情報提供、
なんと同市では、合成洗剤企業とタイアップして柔軟剤の普及に務めており、化学物質症の被害者らから問題視されているとのこと?!
「受動喫煙症」=(イコール)「化学物質症」でもあるので、注意が必要です。
花王の柔軟剤PRに多治見市関わる 「香害」被害者ら問題提起
=『週刊金曜日』2020年9月25日3:02PM=
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
コンビニ灰皿 “撤去実験” その後~大分県 ’20年4月
市内コンビニ灰皿、一斉撤去! ~西宮市、「改正法施行にともない」 ’19年10月
コンビニ店頭の喫煙を排除してくれました~ローソン ’19年12月
一人の市民の要望を受け、コンビニ灰皿が撤去されました~みなさんもどんどん申し入れを! ’19年10月
迷惑なコンビニの店頭灰皿・喫煙所の撤去を禁煙学会が求めました ’19年8月
NHKの問題=「受動喫煙」と“香害”(柔軟剤)の助長=に対し、『週刊金曜日』に投書が掲載されました ’19年5月