住宅受動喫煙、“濡れぎぬ”の上に犯罪となる嫌がらせ? ・・・被害者は気をつけましょう

 めずらしい事例です。しかし、ほかにもありうることと思えます。
 受動喫煙はあったのでしょうが、これは被害者が、ちょっと違う方向に行ってしまった例です。
 受動喫煙があった場合、加害がどこからかをしっかり確かめ、そして苦情・申し入れの方法も、よく考えて行わなくてはなりません。

「我が家に喫煙者は居ないのに…。『ベランダでたばこ吸うな』と、玄関に汚物を投げつけられました」(大阪府・60代男性)
  =『Jタウンネット』2021.07.17 17:00=

  以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ある日、自宅玄関の扉に、ニオイのキツイ汚物が投げつけられたという。いったい、何ごとか。

ドアについた郵便受けを見ると、「ベランダでたばこを吸うな」という旨の手紙が入っていた”

“でも、彼も妻も、非喫煙者。誰一人としてたばこを吸わない彼の家を、誰かが勝手にニオイの元凶だと決めつけているらしく”

 その被害者の述懐。

“ある日、玄関の鉄製扉に、汚物を投げられました。おそらく動物の排泄物だと思いますが、きついニオイで泥状になったものです。

そして、扉の郵便受けには、

「ベランダでたばこを吸うのはやめなさい、洗濯物にニオイがうつり、煙も室内に入ってきます。迷惑です」

という内容の手紙が入っていました。走り書きでしたが、筆跡から推測すると、年配の女性の感じです”

我が家のベランダにも時々、たばこのニオイが風にのって流れてきます。上か下か、左か右か、どこからかわかりませんが、近くの部屋のベランダで誰かがたばこを吸っているのでしょう”

“でも、私達夫婦は二人暮らしで、たばこなどは一切吸いません。
手紙の主は、他の喫煙者がいる家のたばこ臭を、我が家から出たものだと思い込んでいるのです。
私たちがたばこを吸っている姿を見てもいないのに、勘違いされて本当に迷惑でした”

 “被害”はその後も続いて、この方は以下の行動に出たとのこと。

“その後も、何回か汚物を投げられました。
相手が誰かもわからないし、……どう対処しようかと考えた末、自宅の扉に、

「汚物を投げた方へ。あなたはたばこの煙で被害を受けているか知らないけれど、私達家族は誰もたばこを吸いません。
確かめもせずに我が家と決めつけたあなたは犯罪者です。警察に被害届けを出しました。大家さんにも連絡し、防犯カメラも設置しました」

と、このようなビラを扉に貼りました。それ以来、汚物を投げられることはなくなりました”

 この汚物をつけるという行為は、もちろん本当の喫煙者の加害者宅へのものであっても、れっきとした犯罪行為です。

 当機構への数ある被害の相談者には、このようなことまでしたという話はありませんが、ちょっと攻撃的な物言いなどをした、という人はときどきいますし、また、タバコ臭の発生源がどこであるかを、確かな証拠がないのに、思い込みで決めつけているのではと思える人は、よくあります。

 当機構の例会(「受動喫煙 学習・相談 定例会」)への、被害相談での参加者には、専用の「相談用紙」(アンケート形式になっています)を事前に書いてもらっていますが、そこには、発生源(加害者の居場所)を、特定できているか、推測の域か、まったくわからないか、の記入欄があります。そして、特定と推測の場合は、そうと思える理由・証拠も書くことになっています。
 そしてこれは、その方の精神状態を見る目安にもなっています。

 被害には怒り心頭になることは察しますが、解決へ向けての策を講じるには、冷静にならなくてはいけません。
 前記の記事の夫婦も、タバコ臭を感じていたので味方になってくれる人だったのかもしれません。もちろん、苦情、申し入れはきびしく強く行う必要があります。しかし、それは常識的な、社会性・正当性のある範囲で行なうべきで、過激なこと、非常識なことをやっていては、味方になってくれるはずの人たち =管理側や、近所の人、警察や弁護士、また、われわれ活動者・相談先も= から、相手にされなくなってしまう可能性もあります。また、受動喫煙の被害者が、評判を落としてしまっては、他の被害者にとっても、迷惑になることもありえます。

 追い詰められた時こそ、第三者の視点も持って、行動にうつるべきと思えます。

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 住宅や職場などでの受動喫煙被害への対策はあるか? ’19年8月

 ベランダ喫煙を法的に禁止させるには ’21年1月

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