喫煙所が減って喫煙者は大変? 「難民」?!・・・「客じゃない喫煙者」が来る店頭灰皿
また、少ない喫煙所に殺到したり、違反喫煙をしたり、の様子の報道です。(ツマラナイ、興味ない方にはすみません。読み飛ばしてください)
しかし「難民」などと、哀れむような表現は毎度どうかと思います。
街を彷徨う喫煙所難民たち 駐車したレンタカーで吸う猛者も
=『NEWSポストセブン』2021.09.01 07:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“18時の終業から程なくしてビルの外に飛び出してきた……何をそんなに急いでいるのか……「タバコですよ。もう社内には喫煙所がありませんから。コロナ以降、ほとんど全ての喫煙所が撤去され、始業前と始業後に、近くの喫煙可能な喫茶店に駆け込むんです」”
“「喫煙所の前に行列ができて、入室人数も守られず、狭い空間で10人がひしめき合うようにタバコを吸う、という有様。上司が喫煙していると、部下は遠慮して入れず、他の喫煙所を探して歩く。そんな感じでした」”
ちゃんと喫茶店に、お金を払って喫煙しに行くのならまだましですね。行政がJTと組んで(国際条約「FCTC」違反の寄付を受けて)街に喫煙所を設け、タダで吸わせてやっていることは問題です。
記事は続いて、そんな街の喫煙所について。
“繁華街に立つ高層ビルの一階に設置された喫煙所……サラリーマンが何十人、何百人と訪れ、大いに喫煙に励んでいる……「……多い日だと何百人もの人が、入れ替わり立ち替わり……夕方になると、近くの闇営業居酒屋帰りの客と思われる人たちが、缶ビール片手に……タバコを吸いながら酒まで飲み、女性喫煙者をナンパする、なんてこともありましたね」(ビル管理会社関係者)”
“ そもそも、部外者をビルに入れるべきではない、という意見もあろうが……複合ビルであり、だれが関係者なのか判断することは難しい。事実上、外からの喫煙者の侵入を防ぐ手段がないのだという”
“千葉県内のコンビニ経営……呆れたような口調で説明……「客じゃない喫煙者が途切れませんよ、朝から晩まで……近所のお父さんが、サンダルに寝巻き姿でやってきて、100円のコーヒー買って喫煙されてます……」”
全てのコンビニ・飲食店の店頭灰皿は、このように「客じゃない喫煙者」が来たり、買ってもこの程度、そこでの受動喫煙のために一般客が入るのをやめることもあるという、結局ソンであることに、気づくべきです。
記事は喫煙依存者への少しの皮肉(自虐?)ともとれる文でしめています。
“喫煙者である筆者の周りでも、コロナ禍をきっかけに禁煙に踏み切った人は大勢いて、電子タバコに完全移行した知人も少なくない。健康に影響するだけでなく、金も時間も費やすタバコ。それでも吸いたいという喫煙者の言動は、非喫煙者から見れば奇特としかいえないだろう”
“それでも辞めないのが喫煙者……コロナにも負けず、値上げにも負けず、喫煙者たちの戦いはまだ続く”
「奇特」という言葉、間違って使っているようです。奇特とはボランティアのような、立派な行いをする数少ない人という意味です。ここは「奇異」とか「異常」というべきでしょう。
喫煙所であっても周囲に受動喫煙、その後に人の近くによれば三次喫煙という被害を発生させるわけですから、記事にあるような無理のある喫煙所は、全廃してほしいものです。
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