吸い殻“ポイ捨て”対策として「リサイクル」を推進。回収にお金が出ます ~ 韓国
世界的にもめずらしいと思える、新しい取り組みが、韓国で行われたという報道です。
記事では、路上喫煙・受動喫煙には触れていませんが、ポイ捨て=公共の場での吸い殻放置=があるということは、そこで路上喫煙があり誰かへの受動喫煙があったということですし、また火が消えた吸い殻からも有害物質が発生しています。(→末尾に関連リンクを記載。)
吸い殻をなくし街をきれいにすることも、心理学でいう「割れ窓理論」で、路上喫煙や、犯罪的なことまでなくすことができると思います。
深刻なタバコのポイ捨て問題に韓国が乗り出した意外な解決策は?
=『Search KOREA NEWS(サーチコリアニュース)』2021年10月01日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“日本のたばこ税は2018年から3段階で見直されている。
さらに、飲食店などの屋内を原則禁煙とする改正健康増進法により喫煙可能な箇所も限られるようになった”“白い目で見られる要因のひとつに、「吸い殻のポイ捨て」がある。実際、喫煙者が減っているとはいえ、路上などにポイ捨てされた吸い殻はまだかなり目立つ”
“状況はお隣・韓国も変わらないのだが、最近では少し面白い試みが……吸殻ゴミを集めてリサイクルする方案を本格的に推進することを決めたのだ”
“韓国では路上に捨てられている吸い殻は、一日平均1千2百万本”
“そこで、韓国環境省は、吸い殻リサイクルを積極的に行うことを決め……各自治体には積極的な回収を臨んだ。
その手段としてソウル江北区(カンプクク)は、なんとポイ捨て回収に補償金を設置。吸殻1キログラムあたり2万ウォン(約2000円)、月最大6万ウォン(約6000円)まで補償金を出している”“韓国ネット民からも反響が多く、「これは素晴らしい。全国的に広げましょう」……といった賛同の意見から、「ポイ捨てに対する取り締まりを強化する方がいいだろ」、「値上げして吸えないようにすればいい」など、厳しい意見もあった”
“受動喫煙の観点から、世界的に愛煙家に対する風当たりが強い。だからこそ、一人ひとりがマナーを守っていかなければ、立場は弱まる一方だろう”
先日紹介しました、当機構理事でもある活動の重鎮・渡辺文学さんの記事で、文学さんの“タバコ会社による『吸い殻買い取り制度』を設けるべき”との主張と、共通しています。
文学さんがおっしゃるように、本来はタバコ会社がやるべきことですが、韓国ではとりあえず行政が行う、ということでしょうか。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
火が消えたタバコの吸い殻からも有害物質が発生…! 消しても消えない受動喫煙 ’20年2月
韓国の喫煙禁止地区は吸い殻がたくさん・・・しかし“日本はもっと”? ’21年2月
喫煙所の周辺は吸い殻が大量に~動画配信 受動喫煙も ’18年11月
“ポイ捨て” は英語でもありますよ ’21年10月
タクシー路上喫煙と“ポイ捨て”を通報した詳細ブログ ’21年7月