≪求人≫ 違反喫煙者に注意するお仕事「喫煙パトロール」時給1285円!

 こんな「公共事業」の求人が、警備会社から出ているそうです。これから増えていくかもしれませんね。

 《レア案件》港区で公共事業に携わる!【喫煙パトロール】未経験歓迎/実働7時間で時給換算1285円!
 =『マイナビミドルシニア』=

 以下、要点抜粋です。

“【港区】から依頼された公共事業です!
週2日~OK!時間も柔軟に対応します!
未経験歓迎!丁寧な研修があるので安心♪
年齢や性別は不問!シニアの方も大歓迎です”

“職種   喫煙お声がけスタッフ
仕事内容  港区内を巡回し、禁煙場所で喫煙をしている人にお声がけをします。

“あなたにお願いするのは、珍しい《喫煙お声がけスタッフ》のお仕事!
条例に基づいて区から依頼されている、安心の業務・環境で働いていただけます”

“人気の公共事業! 受動喫煙に困っている地域の方のために、巡回をしていただきます”

“★ 受動喫煙に困っている地域の方も多数!
区民の方々から感謝の声をいただくなど、地域に貢献できるやりがいがあるお仕事です!”

 私もいろんな施設で、違反喫煙者を見かけたとき、警備員や係員がいれば、あれ注意してくださいよ、と言ってきました。
 しかしたいてい、すぐには行かず、“この注意も自分の仕事か…?”とでも言いたげな、きょとんとしたり渋い顔したりで、「早くいってくださいよ!」と強くうながすと、のっそりと歩いて行って、小声で注意する人ばかりでした。
 そんなに怖いのでしょうか。これを中心に書かれた警備の求人が出てきたということは、警備の仕事の範囲としては、成り立っていなかった、ということなのでしょうか。(第一、そんなに違反者が多数いるということ?)

若いのに勇気ある店員を見習ってほしいもの

自治体の活動もありますよ

 なお、市区町村など自治体では、無償ですが、路上喫煙者の注意を含む街の美化の活動員を募集しているところもあります。
 『STOP受動喫煙 新聞』第34号では、その活動に実際にたずさわった会員の体験を紹介していますが、自治体の腕章をつけて声かけをすると、かなり効果があるとのことです。路上喫煙撲滅をしたい方は、休日だけでもやってみてはいかがでしょうか。

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 求人票に、“職場の受動喫煙への対策の有無”が明記されるようになりました ’20年2月

 職安(ハローワーク)が受動喫煙のない職場を差別、求人不掲載に! 人権問題として追及を ’18年11月

 千葉職安(ハローワーク)の“求人差別”へ、活動団体が抗議文 ’18年12月

 今度は秋葉原「路上喫煙禁止」地区で・・・注意されても取材されても喫煙し続ける神経は? ’21年6月

 公共の場で違反喫煙、注意を聞けない喫煙者にはどうすべき? ’21年8月

 違反喫煙は警察に通報、注意してもらいましょう・・・閉鎖した喫煙場所での違反者・続報~「感染と喫煙」問題その12 ’20年5月

STOP受動喫煙 新聞』 季刊・年1200円
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