またもや役所の職員が「法に反し」「庁舎内で」「常習」喫煙 ~ 福井

 またもや、「またもや」で始まる記事です。困ったことに。

 市の、しかも幹部たちが、庁舎内の休業中の店舗内で、日常的に喫煙していたとのこと。
 (記事は、「法律違反」であることを強調しています。骨のある記者・メディアですね)

 この店舗が再開したり他のことに利用するとしたら、しみついたヤニの問題(三次喫煙)もありえます。
 業務上の罰のほか、損害賠償も請求すべきではないでしょうか。

 福井市の幹部職員数人が法に反し庁舎で常習喫煙 理髪室で半年以上、管理者不在になった後も
  =『福井新聞ONLINE』2023年1月21日 午前7時10分=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“複数の部長を含む幹部職員数人が、公共施設内を原則全面禁煙としている健康増進法に反し、福井市役所本庁舎内の一室で常習的に喫煙していたことが分かった”

“幹部職員は取材に対し、少なくとも半年以上休業前から1日当たり数回喫煙場所として利用してきたことを認めた”

“情報提供があり、福井新聞記者が1月の複数回、昼休み前後の理髪室の出入りを調べたところ、多い日で4人の幹部職員が喫煙したり昼食を持ち込んだりしている様子を確認……昼も幹部2人がコーヒーを飲みながら紙巻きや加熱式のたばこで一服。室内にはたばこの臭いが充満し、ふたのある筒状の缶には多くの吸い殻が入っていた”

“ 喫煙していた幹部職員によると、理髪室の店主の了解を得て半年以上前から理髪室で喫煙。2022年末から一時休業に入った後は、職員が個人的に鍵の管理を引き継いで出入りしていた。閉庁後は鍵を守衛に預けていたが日中は施錠せず昼食時以外にも数時間おきにたばこを吸いに入室していた”

“ 理髪室は市が利用を認めているテナントの一つで、隣接する食堂と同様、市民も利用できる”

“改正健康増進法が一部施行された19年7月、庁舎内の喫煙所を廃止し敷地内を原則全面禁煙にした。職員向けには、本庁舎では昼休みに限り屋上を喫煙所として開放している”

“「管理者が不在の部屋に、職員とはいえ第三者が出入りすることはあってはならない。防火管理の面からも遺憾」とし、市職員課は「喫煙の事実関係を確認次第、処分を視野に入れた対応を検討する」”

 タバコ以前に、部屋の勝手な利用という問題もあるのですね。市民の窓口としてふさわしくない人間です。
 すでに判明していることなのに「喫煙の事実関係を確認次第」なんてのんきに先延ばしにしていないで、さっさと厳罰にすべきでしょう。

 
【追記】続いて大手紙の地方版と全国版での報道もありました。

  福井市庁舎・理髪室で喫煙
  =『讀賣新聞』(「福井のニュース」)2023/01/30 05:00=

  全面禁煙の市役所内で部長ら喫煙…休業中の理髪室に出入り、警備室で名簿記入して鍵借りる
  =『讀賣新聞』2023/01/30 07:25 =

 

画像はイメージ、東京都品川区役所の2019年の掲示。

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 またもや役所で、公務員が規則違反・仕事サボリの喫煙を「繰り返し」!「健康増進部」課長級らを懲戒に ~ 兵庫県川西市 ’21年9月

 役所職員が違反喫煙、処分される ’23年1月

 「違反職員」のために、喫煙所を復活させようとしている自治体 =広島= ’21年8月

 閉鎖喫煙所で違反またもや ’21年6月

 “勤務中禁煙”なのに多くの職員が「地方公務員法違反」の喫煙~宮城県登米市の失態 / 過去には“クビ”検討も(大阪) ’19年3月

 「空き缶に吸い殻」は迷惑行為 リサイクルの妨害、作業者への健康被害も ’23年1月

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