“勤務中禁煙”なのに多くの職員が「地方公務員法違反」の喫煙~宮城県登米市の失態

 「勤務時間内は禁煙」としている市役所で、多くの職員が喫煙所を勝手に設け、仕事をサボって喫煙している事実が発覚しました。

 登米市「勤務中は全面禁煙」のはずが…複数の職員頻繁に喫煙 地方公務員法に違反も
 =『河北新報』2019年02月19日火曜日=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“喫煙中は一時的に職場を離れており、地方公務員法の職務専念義務違反に問われる可能性もある”

“2012年4月から……勤務時間内に職員が喫煙することを禁じている。喫煙は昼休み(1時間)など勤務時間外に、庁舎敷地内の屋外に設けた喫煙所でのみ認められている”

課長級以上の管理職を含む二十数人が喫煙しているのが目撃された”

“同じ日、市中田庁舎では喫煙が禁止されている3階ベランダで、昼休み中に職員1人が喫煙していた。ベランダには複数の椅子灰皿代わりのガラス瓶が置かれ、日常的に使われていた形跡があった。市は庁舎建物内での喫煙を一切認めていない

“上野市議は「喫煙している職員は一時的に職務から離れており、その時間も給与が税金から支払われている。たばこを吸わない職員が電話対応などを肩代わりするケースもあり、吸う職員と吸わない職員との間で不公平な取り扱いになっている」と指摘”

 都道府県・市区町村など各自治体では、服務中の喫煙禁止が進んでいます。

 ※同紙・同日の報道では、宮城県と県内14市の取り組みを表にしています。
 <登米市職員喫煙>宮城県内各市の対応は 大半が容認、「完全禁煙」控え懸念も(←この表、○と×が逆では?! それに登米市・多賀城市も昼は喫煙可なので△では?)

 いまだ“サボり喫煙”を認めている自治体も残っているので、登米市のルールは当然とも、立派なほうともいえるのですが、“ザル法”では意味がありません。非喫煙の職員だけでなく、守っているマジメな喫煙者の職員にも不公平です(いれば)。

 全国、他の自治体や、企業等への影響も考え、厳罰に処してほしいものです。

【当機構サイト掲載の関連ニュース】
 喫煙後はエレベーター不可 2018年4月27日

 仕事中の喫煙は禁止・違反は退職に ~“サボリ”と「受動喫煙」の問題 2018年6月7日

 「仕事中 禁煙(タバコ休憩不可)」 は、法的に問題なし! 2018年8月8日

 違反喫煙者は通報しましょう ~職員の喫煙が動画に、市が釈明 2018年11月5日

 仕事中はタバコを吸わないことが当然 ~ 銀行が就業中完全に喫煙禁止に 2018年11月13日

 職場の喫煙は不公平~「非喫煙者の声」集 2018年11月30日

 その他、当サイト各画面右にあるカテゴリー分けで「ニュース(職場)」を見ると多くの関連ニュースがあります。

過去にはクビ指示も

 2012年に大阪市では、市営地下鉄の職員が規定違反の喫煙で電車を止め、当時の橋下市長は懲戒免職を指示したことがありました。結局クビは免れたようですが。

 駅で喫煙の助役、停職の懲戒処分 大阪市交通局
  =『日本経済新聞』2012/5/16付=

 喫煙で電車止めた大阪市営地下鉄助役に停職3カ月の厳重処分!
  =『エキサイトニュース』2012年5月19日20:59=

 受動喫煙問題で多くの良い論説をブログに書かれている谷直樹弁護士も、停職の結果が出る前に、この件について述べています。

 橋下市長が市営地下鉄の喫煙助役を懲戒免職にするのは,行き過ぎではないか
  =『弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ』2012-04-07 09:40=

 2012年でこれですから、今はもっと重くてよいかもしれませんね。
 みなさんは、どう思われますか?

 ☆谷直樹弁護士のブログでは、『STOP受動喫煙 新聞』9号に「ペットも受動喫煙」を転載させていただいています。

 写真は(本文とは関係ありませんが)改装されたころの神奈川県庁・新庁舎の喫煙所。(2016年5月、3階西階段横)

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“勤務中禁煙”なのに多くの職員が「地方公務員法違反」の喫煙~宮城県登米市の失態”に3件のコメントがあります。

  1. ユカタン より:

    喫煙者は、煙草を吸わない基準で仕事をするなど、ありえないと思うのかも知れない。
    しかし、受動喫煙歴が長くなればなるだけ、会社そのものが恐怖にさえ、感じることも。
    仕事をしたら体調不良になる。

    まだまた、理解者が足りない。

    ハローワーク等も、国の方針に従い、手となり足となって働くだけの機械化人間です。
    個人で仕事を探そうと、電話で煙草の話を出せば、快くは思われない。
    電話をした時から面接が始まり、マイナスの印象を持たれるのがオチです。

    1. 受動喫煙撲滅機構 より:

      ユカタンさん
       職安でも、昔は禁煙かどうか聞いて嫌な思いをしたこともありましたが、
      いまは受付け対応は、よくなっていると思います。
       その経験は、当ニュース以下の下のほうに書きましたのでご参考まで。
       2018年8月31日 職場の禁煙・受動喫煙対策はどう変わるか? 「改正健康増進法成立」を産業紙が解説
       ただ、それでも、職安の人の対応はよくても、電話を受けた事業所の返答を伝え聞いて、ちょっと嫌な感じになることはありましたが……。

  2. パンダ より:

    私はハローワークに行けません。
    私は禁煙の飲食店でも喫煙者が居たら有害物質が浮遊しているので症状が出ます。
    ハローワーク内は禁煙です。
    しかし午前中であっても、1Fも2Fもタバコの有害物質が蔓延していて発作が出ます。
    私の症状の出方からかなりの量の有害物質だと思います。
    ハローワークの職員の話によると、職員が施設近くで喫煙していると言っていました。
    喫煙後45分は有害物質が曝露され、受動喫煙になる事を知らない喫煙者が多いです。
    厚生労働省は喫煙者に喫煙や受動喫煙の指導をして欲しいです。

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