喫煙サボリのために吸わない普通の人に「スモ休」?
またありました、喫煙での仕事サボリのボヤキ記事。(→末尾に過去の関連記事リンクを記載。)
就業中禁煙、ということで解消した職場も多いでしょうが、まだまだ、ってことなのでしょう。
しかしこの記事、ライターが答える形になっていますが、最後のほうは“我慢しなさい”になっているので、助言になっていません。
「業務にプラスになっている部分も」とバカなことを言っていますので、最後まで読まないほうがいいかもしれません?
「たばこ休憩」はずるい? 喫煙者と非喫煙者の間で生まれる“不公平感”を解消するヒント
=『マイナビウーマン』2023.05.30=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“
社内にたばこ休憩の回数が多い人がたくさんいます。日中に何度もたばこを吸うために喫煙所に行き、一度行くと20~30分は席に戻ってきません……そういう人に限って残業が多く文句を言っているのです。非喫煙者である私にはとても理解ができず、同じ給料(残業代でより多くもらっている人も……)で働いていることにモヤモヤします……(30代/技術職)
”
“この問題には、喫煙者と非喫煙者とで、たばこ休憩に対する根本的な捉え方の違いがあるんですよね。喫煙者にとって、喫煙タイムは必要な時間である一方、非喫煙者には、ただの休憩にしか見えない”
“2017年にピアラというウェブマーケティング会社は「スモ休」という制度を導入しています。入社6ヶ月以上の社員で、なおかつ過去1年間の非喫煙者には年間6日の有給を付与する、というもの……当時、同社のオフィスは29階、喫煙スペースは1階か地下1階にあって、喫煙1回につきかかる時間は往復10~15分。それが1日数回となると年間でどれだけの労働時間を失っているのか、との意見を聞き、解決策を考え始めたのだそう”
“というわけで、喫煙者が20~30分は戻ってこない件を、同じように総務部に説明してみてはどうでしょう? 「こういう制度を導入している会社もあるみたいです」と提案もしつつ”
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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スモ休…正直、「そーじゃねーよ」と思います。
いつの間にか「ふれり」と消えてる喫煙同僚に腹がたつのは、そりゃ不公平感もありますが、私としてはメインではありません。
「必ず席についていなければならない」という使用者側のドグマを全肯定はしませんし、サボったもとい席を外したぶん成果をあげればよく、遅れや抜けがでてもそれは彼自身の責任ですから。
腹が立つのは、彼が席を外している間にもお客さんや仕事の連絡は来るということです。
自分の担当でもないお客さんや仕事の連絡に対して「すみません、担当は今外勤中でして…」「お客様の応対中でして…」と嘘をつき、慣れない相手からわかっていない仕事について聞き書きし、間違った伝わり方をしないようメモにまとめる。
この気苦労と手間がどれだけ負担か、喫煙エスケープ者にはわかっているのでしょうか。
有休や本当の応対、外勤、トイレ等ならいいのです、それは文字どおりのお互い様ですから。
ですが喫煙はただの趣味嗜好で、かえってそれを盾に「趣味だから個人の自由であり権利である」などと彼らは言っているわけでしょう?
自分の趣味嗜好のために、他社に余計な負担を負わせて平気なその根性が、負わせられているのがとても嫌なのです。
もちろん健康被害の懸念もあります。
「対価」としてなにか欲しいわけではありません。
そもそも、そんな負担と被害を受けたくないのです。
「スモ休」なんて本質から外れた「共生」手段、私は認めません。