ゴルフしながらの喫煙は不可 “路上喫煙と同じ”
受動喫煙・吸いガラ問題もよくとりあげているゴルフ関連のサイトで、また喫煙被害の問題について書かれました。(同サイトの以前の引用は末尾に。)
「誰も見てないから吸っちゃおう」は絶対にダメ! そもそもプレー中にタバコを吸うのはアリなの?
=『e!Golf(イーゴルフ)』2023年9月11日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ ゴルフ場によっては、ティーイングエリアの近くやカート内でタバコを吸うことは認められていますが、プレー中に吸うことは可能なのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティング……「ゴルフ場が『タバコは灰皿のあるところで吸って下さい』と定めている場所以外での喫煙は、もちろん禁止です。街中で歩きタバコがダメなのとまったく同じで、『誰もいないし見ていないから』といって隠れて吸うのは絶対にやめましょう」”
“「基本的には……待ち時間でない場合は、完全に禁煙だと覚えておいたほうが良いです」”
“ コース内全域が禁煙になっているわけではありませんが、きちんと決められた場所で吸わないと吸い殻が散乱……火の始末が不十分のままポイ捨てされると、芝生に引火して火災につながる危険性も考えられます”
外国の例も。
“「……スコットランドでは『紙タバコはダメだが葉巻なら大丈夫』と言うゴルフ場も存在します。なぜなら、葉巻はすべて自然由来のものでできているので、途中で捨ててしまってもいずれは土にかえる……さらに、紙タバコはずっと放置していても火種が燃え続けますが、葉巻は空気を送り込まないとすぐに火が消えてしまうので、引火もしにくいです」”
“「ちなみに『マスターズ』では、観戦客はどこでもタバコを吸って良いとされています。しかし、紙タバコを使用しているのは日本人が多く、海外の人は葉巻をふかしています」”
“海外ではプレー中もしくは観戦中にタバコや葉巻を吸うことは特に制限していません”
“日本でも、かつてはプロが試合中にタバコを吸う姿は当たり前のように見られた……1990年代後半までは、タバコメーカーがトーナメントのスポンサーとなっていた大会があり、当時は喫煙している選手が多くいました”
“2020年には受動喫煙防止対策が義務化されたのに伴って、ゴルフ場内での喫煙可能エリアもかなり狭くなりました”
“ ここ数年間で、女性を中心に若い世代でもゴルフを始める人が一気に増えました。もはや「ゴルフ=おじさんのスポーツ」の概念はなくなりつつあり……快適にゴルフを楽しめるように、吸う人にはより一層の配慮が求められます”
葉巻が土に還るというのは本当でしょうか。すべて自然の原料なら葉が分解されるのはわかりますが、多量のニコチンなど有害成分があるので、捨てられた場所の植物や微生物には影響があるのでは。(紙巻タバコは100年でも残ると聞いたことがあります。)
それに引火しにくくても、吸っていたばかりの火の点いていたところが当たれば火災の危険だってあるでしょう。どうも喫煙側の都合の良い理屈のように思えます。
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