市民・職員から嫌われている「公務員の外出喫煙」に対し、禁煙の敷地内での喫煙所設置が議論?!
わかっていない公務員です。
「印象」「感じが悪い」レベルでなく、路上喫煙でヒンシュクを買っているのでしょう。
「職員にも不評」ということは、吸ってきた後のニオイ=三次喫煙の問題もあるはずです。ならば敷地内に喫煙所ができても同じことです(近くなるのでなおさら)。
なのにこの自治体は、せっかく健康増進法に従った「敷地内禁煙」が、崩れそうになっているようです。
公務員の喫煙は市民に不評? 庁舎内の喫煙所設置を待望する男性職員
=『キャリコネニュース』2023.10.3=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“たばこ休憩はおろか職場に喫煙所がないことに悩んでいる喫煙者……大分県に住む60代前半の公務員の男性(年収750万円)”
“「庁舎内(敷地を含む)全面禁煙ですので、どうしても吸いたい時は敷地外まで行って吸います」
外でたばこを吸っている職員の印象がいいとは言い難い。実際、市民の間でもよく思われていないようで、
「当然ですが、これが市民にも職員にも不評なのです」
「やはり名札をぶら下げた職員がタバコを吸うために隠れたりウロウロしたり。どう見ても感じが悪いですよね」”“そのため「市庁舎の何処かに喫煙所を設置すべく市議会で議論されて」いるそうで、男性は「議案に上がるだけでも凄い事だと思います」と評価”
“「庁舎内の喫煙所が実現すれば、職員もコソコソせず一層リラックスして喫煙を楽しめるし、市民も嫌な気分をしないで済みます。さらにチャンスがあれば市民と職員のコミュニケーションの空間になるかも知れません」
……
「まさに『一挙両得』……」”
じつに手前勝手な正当化です。人口における喫煙者の割合は一割ほど、卒煙挑戦中の人や受動喫煙を嫌って喫煙所に行かない喫煙者もいるわけですから、市民との喫煙所での交流など、まずないはずです。
ちなみに「庁舎内」といっても、屋内は完全に違反なので喫煙室は作れません。敷地内の屋外でも、そばに建物がない・喫煙所利用者以外の通行がない場所、など受動喫煙被害のない条件を満たさないといけません。それにふさわしい場所がないとか、くだらないことに予算を出せない、ということで全面禁煙だったのではないでしょうか。
喫煙所設置や維持に税金を使うことは論外です。(設置にJTに出資させる自治体も多いですが、それはFCTC国際条約に反します)
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