禁煙ホテルは喫煙者も必要としています
題の通りの調査結果が出ました。
まあこれは以前から調査がありましたし(→末尾に過去の記事リンクを記載)、飲食店でも禁煙店を好む喫煙者が多いので当然と言えば当然ですが。
喫煙者でも吸わない人でも、タバコ臭い部屋や飲食店に平気な、鈍感な人は、おそらく早死にするでしょう。
ホテルの「禁煙ルーム」に泊まりたいのは非喫煙者だけではない 「喫煙ルームが残ってても禁煙ルームがいい」喫煙者の本音
=『マネーポストWEB』ㅤ2023.11.26 15:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ホテルの部屋といえば、喫煙可能部屋とそうでない禁煙の部屋に分かれるが、禁煙の部屋から埋まっていくケースも多い”
“Aさん(30代女性)は日本各地に出張する機会が多く……宿泊するホテルは自分で選んで予約するが、「私はタバコを吸わないので禁煙室を予約したいんですが、直前の予約だと喫煙OKの部屋しか残っていないことが結構あるんです」”
“改正健康増進法が施行……ホテルや旅館についてはレストランやロビー、大浴場などは禁煙だが、客室については適用除外。そのため「喫煙室(喫煙ルーム)」と「禁煙室(禁煙ルーム)」がある”
“禁煙室の予約が早く埋まるのは、単純に非喫煙者の割合が多いだけでなく、実は禁煙室を利用する喫煙者がいることも影響している……Bさん(40代男性)は喫煙者だが、ホテルを予約する際は「禁煙室を選ぶことが多い」……「……喫煙室に染みつているタバコのにおいは苦手なんですよね。自宅でも必ずベランダや換気扇の下で吸いますし、飲食店も基本的に禁煙か、喫煙ルームがある店を選びます。
タバコを吸うためだけのスペースで、タバコのにおいがするのは全然気にならないのですが、生活空間は極力タバコのにおいはない方がいい、というのが本音。だからホテルも禁煙室を選びたい。宿泊時にタバコを吸いたくなったら、喫煙所で吸います」”“ 前出の女性・Aさんは「分煙」を訴える。
「やっぱり吸わない側からすると、同じフロアに喫煙室があるだけで、なんとなく廊下がタバコくさいなと思うことがあったりする……全室禁煙のホテルでも、私の前に泊まったお客さんが隠れてタバコを吸ったんじゃないかと思うことがある。しっかり分煙してほしいです」”“禁煙室では紙タバコ同様に電子タバコや加熱式タバコについても禁止するケースと、「電子タバコ・加熱式タバコのみOKの客室」を設定しているケースが……長らく喫煙室として利用されていた客室が、現在は禁煙室になっていることもある”
“ Aさんは、「電子タバコ特有のにおいも気になるし、喫煙室から禁煙室にする時は徹底的に消臭してほしい」と訴える。においは自分では防げないものだけに、宿泊時には部屋の状態はもちろん、喫煙所の場所と部屋の位置関係をチェックするのも大事かもしれない”
住宅での受動喫煙被害者には、家にいられずいろんなホテルに何度も泊まっているという人もいますが、全室禁煙のホテルを選んでも、上の記事の女性のように部屋がタバコ臭い、ということはよくあるようです。
ホテルにより、大きな禁煙表示と違反時の高額な罰則を各部屋などに掲示したり、チェックイン時に念を押したりとできるだけ徹底させようというところもあるが、掲示が少ないところはクサイことが多いそうです。
当機構の近くの、全国的に全室禁煙にして有名になったチェーンのホテルでは、部屋が臭かったが、フロントに言っても何も対応してくれなかったと、二人の当機構会員が言っていました。
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『STOP受動喫煙 新聞』31号