また(まだ)喫煙者が路上で、人に迷惑をかけています ~ その2

 先日紹介した報道、また(まだ)喫煙者が路上で、人に迷惑をかけています ~ その1 の引用記事の後編です。

 コロナ禍の喫煙環境<下>緊急事態宣言で再び閉鎖された屋外の公共喫煙所
  =『日刊ゲンダイDIGITAL』2021/01/27 05:59=

“渋谷駅前……近くにある老舗の料理店は、以前は店内で自由に喫煙ができたのだが、今は禁煙店のシールが貼られていた”

“公共喫煙所は立ち入り禁止のテープが重ねて張られ、閉鎖されていた。
「新型コロナ感染症によるクラスター対策として、当面の間、この喫煙所は閉鎖いたします」「NG SMOKING 道路喫煙・ポイ捨て禁止」の張り紙が喫煙者を拒絶しているかのようだ……喫煙所の脇の奥まったスペースでは旅行バッグを傍らに置いた喫煙者がこっそりと一服していた”

“新宿区の公共喫煙所は社会的距離を取るなどのルールを明記したうえで、利用可能となっている。昨年の緊急事態宣言下では5カ所の喫煙所を一時閉鎖し、7月から再開していた……「前回は(コロナ感染防止)対策を取っていなかったので閉鎖ということになりましたが、今回はしかるべき対応をしていますので現状では閉鎖は考えていません。喫煙所のルールをきちんと守ったうえで利用していただければと思います」(新宿区の担当者)”

 最後まで読むとよくわかりますが――このような論を見慣れた人なら、〈上〉だけでもお気づきでしょうが――、結局、この記事は、“喫煙所は必要だ” 論になっています。
 「張り紙が喫煙者を拒絶しているかのよう」「閉鎖すれば路上喫煙やポイ捨てが増え」「新宿区のような柔軟な対応が望まれる」等々の、喫煙擁護や間違った断定が、文の端々に見られます。

 『日刊ゲンダイ』は、長年、タバコ推進、反禁煙論ばかり掲載しているメディアです。喫煙所を減らして路上喫煙が増えるのは、地域にもよりますし、どこでも、一時的なものです。マスコミ報道すべてを鵜呑みにしないよう、注意しましょう。(同紙にしては、マシなほうかもしれませんが?)

 

  

 

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