過半数が被害に遭っている受動喫煙 ~ 都調査
改めての調査の報道です。
受動喫煙、都民の58%が経験 東京都調査
=『日本経済新聞』2021年3月9日 17:02=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“受動喫煙を経験していた都民が58%……改正健康増進法と都受動喫煙防止条例の全面施行で飲食店などの屋内は原則禁煙となったが、路上に加え飲食店での受動喫煙のケースも依然として多かった”
“7月上旬に実施した同じ調査で受動喫煙を経験したのは62%で、約4カ月間での減少はわずかだった”
“路上が最多の56%。夜の飲食店は40%、昼の飲食店は32%……飲食店での経験割合は減ったものの、依然として分煙が不徹底な実態が明らかに”
“改正法などの全面施行後に屋内全面禁煙とした店は62%だった。原則屋内禁煙となったことを「知っている」との回答は85%……「知らなかった」も13%あった”
施行後の7月調査後、ほとんど減少はしていないということ。施行前との比較ならもうちょっと差があるでしょうが、もうすぐ施行一年というのに、進展は少ないというべきか。
また、受動喫煙が減ったため、受動喫煙に敏感になった人が増えた、という見方もあるかもしれません。
それにしても法令施行を「知らなかった」という店は、何なんでしょうね? 消費税を知らないというようなものです。嘘を言っているのではないでしょうか。
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