“近隣被害”は騒音に次いで悪臭、その代表が受動喫煙
こんな調査がありました。
1位がだれでも出しうる音の問題なのは、やはりそうだろうと思いますが、2位の悪臭の例として、生ゴミとか調理のニオイとかではなく、人口の一割ほどしかいない喫煙者からの受動喫煙が例として筆頭にあげられているのは、かなりの問題になっているということではないでしょうか。
近隣トラブルの経験ランキング 3位「迷惑駐車」、2位「悪臭」、圧倒的1位は?
=『ITmediaビジネスONLiNE』2023年03月03日 10時45分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“近隣トラブルとして最も多かったのは「生活音/騒音」(305件)で全体の6割……2位は「臭い(タバコ、悪臭)」(77件)、3位は「駐車/駐輪関連」(74件)……
“トラブルが原因で実際に「引っ越しをしたことがある」と答えた人は22.8%……「引っ越しを考えたことはあるがしていない」との回答は28.8%、「……引っ越しを検討したことがある人」という回答は、半数以上”
“「管理会社に相談したが当事者同士での解決を促された」「警察に相談したが何かあってから言ってくれと言われた」「10年以上未解決になっている」”
“ 調査を実施したヴァンガードスミスは、「トラブルがエスカレートし事件化に発展するリスクを避けるためにも、第三者を介入させ、譲歩・妥協点を見つけて解決に導くことができる社会機能の存在が重要」だと指摘している”
管理会社や警察の対応のしかた、何年も解決しないままであること、被害者は交渉などかなり闘ったが、けっきょく引っ越しした――という例は、どれも当機構への相談者から多く聞いていることです。
むかし、ピアノ殺人事件やペットにからんだ殺人事件もありましたが、受動喫煙はよく大事件になっていないものだと思います(近いうちにきっとあるでしょう)。最後に調査した会社が言っているように、「事件化しないよう」「解決に導く社会機能」ということが重要だと思います。
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