受動喫煙、加熱式タバコで、糖尿病の危険性が高まります

 漢字で病状を表した、せっかくのわかりやすい症名を“差別になる”とかの奇妙な理由で変な英語由来カタカナ表記に変えようという動きがありますが、それでは危険性の意識が低くなるのではないでしょうかね。

 前置き失礼、その病気が、やはりタバコで発症しやすいという研究は前からありましたが(→受動喫煙で糖尿病に! 家族や職場の喫煙で、吸わない女性が…! ’20年7月)、あらためて、加熱式タバコにも言及する、医師へのインタビュー記事がありました。

 「喫煙」「受動喫煙」で糖尿病リスクが上昇するって本当なの? 糖尿病専門医に“真偽”を聞いた
  =『オトナンサー』2023.12.12=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“生活習慣との関係が深い「糖尿病」も、喫煙によってリスクが上がると……糖尿病専門医の市原由美江さんに聞きました”

“Q.「喫煙」によって、糖尿病の発症リスクが上昇するというのは本当ですか。

市原さん「本当です。喫煙が交感神経を刺激することで、血糖値が上昇……喫煙がインスリンの効き目を弱めることも分かっているので、これらが相まって糖尿病のリスクを上げていると……1日に20本以上たばこを吸う人は、吸わない人に比べて約1.5~2倍、糖尿病にかかりやすくなるという研究データが複数あります」”

“「加熱式たばこや電子たばこでも、糖尿病の発症リスクが上昇するという報告が……含まれる複数の化学物質が関連していると考えられています」”

“Q.喫煙者が身近にいるなど、常に「受動喫煙」の環境下にいる非喫煙者の場合は。

市原さん「受動喫煙でも糖尿病のリスクは上がります。理由は喫煙者と同じで、交感神経の刺激による血糖上昇や、インスリンの効き目が弱まることが原因と考えられています」”

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